今回は撮影場所を少し移動して崎平周辺です。この付近の路線は蛇行する大井川をトンネルと橋梁でショートカットしますが、道路は川沿いなので移動距離がながくなり、電車での移動が無難です。
1.モハ311+クハ511+モハ3822+クハ2822 (崎平~千頭:1992年11月)
ここは大井川第三橋梁です。千頭方面はトンネルを出てすぐに鉄橋です。
2.モハ311+クハ511+モハ3822+クハ2822 (崎平~千頭:1992年11月)
架線柱の位置関係から午前中の撮影が良いですが、昼頃になると電車の正面に陽が差します。背景に絞りを合わせると電車の正面が光ってしまいました。
3.モハ6011+クハ6061 (崎平~千頭:1992年11月)
大井川第三橋梁を少し離れた茶畑から撮るとこんな感じです。大井川鉄道の秘蔵子であるアルミカーが、ピカピカに光ってやって来ました。
4.モハ6011+クハ6061 (崎平~千頭:1992年11月)
この電車は場違いなメタリック仕様なので、前面の光の反射はどうにも避けられません。眩しい写真になってしまいました。
5.B15+24+22、25+26+B13 (崎平:1992年11月)
さて、崎平には奇妙なモノが・・・。
これはかつて西武山口線で使用されていた「おとぎ列車」です。軌間762㎜のナローゲージなので大井川鉄道では走れませんが、なぜここに?
6.B13+26+25、22+24+B15 (崎平:1992年11月)
聞くところによれば、千頭~川根両国間の側線を利用して遊覧列車を走らせる計画があったそうで、それで購入されたとか・・・。しかし、計画倒れに終わり、せっかく買ったおとぎ列車はこんなところに放置?
7.B15+24+22、25+26+B13 (千頭~川根両国:1985年9月)
実はこの車両の写真を1985年の訪問時にも撮っていました。それがこの写真です。この時は崎平ではなく、千頭の構内外れでした。1985年と言えば西武山口線が新交通システムとして新装開店した年で、この「おとぎ列車」は、その前年に廃止となり、一部が大井川鉄道に引き取られたわけです。あれから7年も放置状態だったことになります。
かつての千頭森林鉄道の線路でも残っていれば話は展開していたのかも知れませんが、なんだか野上電鉄の「自爆の設備投資」のような話しです。結局入籍もせず、ただのモニュメントになってしまいました。でも解体されずにしばらく崎平に鎮座していました。