ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

第622話 1992年豊橋:乗り換えのついでに!!(その2)

今回は2度目の訪問となった豊橋鉄道の1992年の状況です。 この日も「ついで」と言うか、近鉄北勢線、養老線撮影の帰り道でした。しかし、この日はもう夕方だったので、渥美線には寄らずに、とりあえず市内線だけの訪問です。 1.モ3702 (赤岩口:1992年5月…

第621話 1991年豊橋:乗り換えのついでに!!

ローカル線の車両を求めて、大阪や名古屋方面にはよく出向きましたが、なぜか静岡、浜松、豊橋あたりはいつも通過でした。理由は、魅力的な車両がなかったと言うよりも、途中下車が面倒くさかったことが本音かも知れません。しかし、気になっていたのが豊橋…

第620話 1992年大井川:吊掛車乱舞(その5)

もう帰宅時間なので、大井川鉄道周辺に遊びに来た人たちが一斉に帰りはじめました。どの列車も満員です。当然SL列車も満員で、SL列車に乗れなかった人たちも電車で帰ります。こんなに混んでいる大井川鉄道ですが、普段の日は悲しくなる程すいています。この…

第619話 1992年大井川:吊掛車乱舞(その4)

大井川鉄道の沿線は急峻な山間部なので、11月ともなれば日暮れが早いです。日差しを求めて明るい場所に移動です。 1.モハ6011+クハ6051 (塩郷~下泉:1992年11月) そして、移動したのは塩郷の河原でした。ここは河原のすぐ脇に線路が敷かれており、河原…

第618話 1992年大井川:吊掛車乱舞(その3)

今回は撮影場所を少し移動して崎平周辺です。この付近の路線は蛇行する大井川をトンネルと橋梁でショートカットしますが、道路は川沿いなので移動距離がながくなり、電車での移動が無難です。 1.モハ311+クハ511+モハ3822+クハ2822 (崎平~千頭:1992年11月) こ…

号外:オリンピック開幕で思う57年前の日本

とうとう自粛中にオリンピックが開幕してしまいました。私はまだワクチン接種を受けておらず、自粛あるのみですが、例によって悩ましい4連休です。よって、ブログのネタ探しに、近所の実家に保管してある古い資料を物色に出かけました。 実家へ向かう道中、…

第617話 1992年大井川:吊掛車乱舞(その2)

この当時、大井川鉄道には走らないSSE車以外にカルダン車というものがありませんでした。走れる電車は全て吊掛車です。この日は走れるすべての列車が総動員となり、「吊掛車の乱舞」と言ったところでした。 1.モハ1906+クハ6052+クハ6051+モハ312+クハ512 (千頭:1…

第616話 1992年大井川:吊掛車乱舞

1992年11月は、3年ぶりに大井川鉄道を訪問しました。 この3年の間に井川線のアプト区間が開業し、ちょうどバブル期でもあったため、行楽シーズン中だったこの日は大変な賑わいでした。 1.クハ603他 (千頭:1992年11月) 井川線ではクハ600形(注1)と言…

第615話 1990年JR(鶴見):黄昏の旧国!(その2)

日中は超ローカルな大川支線ですが、朝夕の通勤時間帯はクモハ12形が武蔵白石~大川間をピストン運行されました。効率よく撮影するためには、その時間帯がベストですが、平日はこちらも仕事があるので出向けません。しかし、平日程ではありませんが休日も夕…

第614話 1990年JR(鶴見):黄昏の旧国!

鶴見線のクモハ12形が気になっていましたが、近くなのになかなか出向くチャンスがなく、気が付けば1年が経っていました。 1.101系3連 (鶴見:1990年3月) この日は土曜日でした。午前中は何をしていたのか、午後から鶴見線に出向いた様です。なぜか鶴見駅…

第613話 1991年江ノ島:古き佳き時代の終焉(その4)

この日は2001編成が入庫していたためか、運よく301編成が運用に出ていました。 1.デハ301+デハ351 (七里ヶ浜~稲村ケ崎:1991年11月) 301編成は元都電の車体を流用した車両です。溯れば王子電軌の生き残りであり、大変貴重な存在でしたが、この車両もあ…

第612話 1991年江ノ島:古き佳き時代の終焉(その3)

江ノ電の撮影は、毎度のことですが撮影場所に悩みました。結局、いつも同じ様な場所になってしまいます。この場所は、車も少なく4連を撮影するのに好都合ですが、やはり軌道境界のフェンスが邪魔です。 1.デハ304+デハ354+デハ303+デハ353 (七里ヶ浜~稲…

第611話 1991年江ノ島:古き佳き時代の終焉(その2)

極楽寺車庫では、しばらくすると車両の入換が始まりました。 1.デハ302+デハ352 (極楽寺:1991年4月) まずは、302編成が検修庫の外に出て来ました。この場所は、狭い車庫内で唯一まともな撮影ができる留置線です。早速形式写真を撮影しましたが、302編成…

第610話 1991年江ノ島:古き佳き時代の終焉

1991年4月、江ノ電に2本目の新車が納入されたとの情報を入手しました。 当時横浜に居た私は、夜勤明けの勢いで極楽寺に出向きました。 1.デハ302、デハ2002、デハ501、デハ502他 (極楽寺:1991年4月) この日は平日だったので、車庫内には車両がびっしり留置…

第609話 1984年越戸鉱山:三河の魔境探検(その4)

今回は魔境探検の最終回で、工場エリアに入ります。掲載写真は、下図の⑲~㉔です。この工場も得体の知れない機械が配置されており、エイリアンでも潜んでいそうな怪しい佇まいでした。さて、まだ早朝なので工場には誰もいません。しばらく外で待っていたら、…

第608話 1984年越戸鉱山:三河の魔境探検(その3)

魔境探検のその3は、この軌道のメインストリートである長い直線区間の様子です。その先には怪しい工場設備がありました。ここは鉱山とは言うものの、粘土の採掘はしておらず、どこからか持って来た粘土の原料を加工して粘土を精製する工場の様でした。 掲載…

第607話 1984年越戸鉱山:三河の魔境探検(その2)

魔境探検のその2は、粘土板の乾燥棚が複雑に設置されて迷路のような支線方面の様子です。掲載写真は下図の⑦~⑫です。 軌道の路線図は、レイルマガジン誌にも掲載されていたので、そのコーピーを持って行きました。結構正確に描かれており、迷うことなく探検…

第606話 1984年越戸鉱山:三河の魔境探検

1984年のレールマガジン誌7月号No.6に連載されていた「THE トロッコ」には、機関車を保有しないトロッコ路線の話題が掲載されていました。その中でも目を引いたのは、愛知殖産越戸鉱山のレポートでした。ヘロヘロの線路は手押し軌道なのか索道なのか?そこは…

第605話 1991年三岐:貨物を見に行く(その3)

貨物列車は想定外に長大編成でやって来る可能性があります。第604話の失敗を鑑み、見通しの良い場所へ移動です。 三岐鉄道の場合、見通しの良い場所となれば、三里~丹生川間がお薦めです。 1.ED45形重連+貨物 (三里~丹生川:1991年11月) ここは 藤原岳…