ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

第935話 1993年長野:残っていた吊掛車

今回は、初めての長野電鉄です。長野電鉄は1981年の長野市街地の地下化で、大量の東急5000系を導入し、旧型車を一挙に淘汰しました。よって、趣味的には全くつまらない鉄道になってしまい、ことごとく縁がありませんでした。しかし、1993年当時には、まだ吊…

第934話 1993年大井川:旧型5連のシーズン到来!!(その5)

すっかり曇ってしまいましたが、気が付けばもう夕方です。この日最後の撮影地は、明るさを求めて抜里まできました。ここは晴れていれば、日没頃まで撮影できそうな場所ですが、さすがに曇ってしまったので、露出の厳しい撮影となりました。 1.モハ1001+ク…

第933話 1993年大井川:旧型5連のシーズン到来!!(その4)

さて、SLの撮影は失敗しても5連の撮影は失敗できません。5連の千頭折返しは、鉄橋で撮影です。5連は長いので、下手に連写をすると失敗する恐れがあります。よって、ここはワンカットの一発勝負です。 1.モハ1906+クハ6052+クハ6051+モハ311+クハ511 (崎平…

第932話 1993年大井川:旧型5連のシーズン到来!!(その3)

日射しが強くなってきました。そろそろ行楽客も増えてくる時間なので、4連が来てもよさそうです。 1.モハ1001+クハ2001+モハ3822+クハ2822 (崎平~千頭:1993年5月) 最初の4連は、元伊豆箱根+元名鉄でした。アンバランスな凸凹編成が愉快ですが、元名鉄…

第931話 1993年大井川:旧型5連のシーズン到来!!(その2)

この日は、まだ時間が早いせいか、5連も4連も現れません。まあ、そのうち走るはずですが、この日はGWだったので、SL列車も2本運転されるとのことで、タイミングが合えば撮影しようと思いました。 1.モハ313+クハ513 (崎平~千頭:1993年5月) 続いてやっ…

第930話 1993年大井川:旧型5連のシーズン到来!!

1990年代前半はバブル景気でどこの観光地も賑わっていました。大井川鉄道の沿線も目立った観光地はなさそうですが、SL列車の運行ですっかり有名となり、結構賑わっており、そのおすそ分けで運行される4連、5連の吊掛電車を求めて撮影に出向きました。今回は1…

第929話 1994年立山砂防:通りすがりの者です。(その3)

この前年もそうでしたが、GW頃の立山砂防はその年の積雪量で軌道の運行がどうなるか分かりません。ましてや、運行情報など現地に行ってみないと分からないので、空振り覚悟は当然でした。しかし、この年の様に軌道の復旧作業に活躍する砂防軌道の一面は、そ…

第928話 1994年立山砂防:通りすがりの者です。(その2)

なにやら作業が始まったので、現場にお邪魔しました。重機もなくどうやって橋桁を渡すのか、興味津々で見ていると、沢の両岸にワイヤーロープが渡されていました。そのワイヤーロープですが、両端は適当に太そうな木に結ばれており、どうやら、このワイヤー…

第927話 1994年立山砂防:通りすがりの者です。

1994年のGWは、早春の立山砂防に出向きましたが、この年は春が遅く、まだ雪解けの最中で、砂防軌道も全通していませんでした。 1.グリーンカルデラ号 (天鳥オーバーハング:1994年5月) この時、私は気合を入れて水谷まで歩くつもりでしたが、天鳥オーバ…

第926話 1994年岡山電軌:無難な変貌(その3)

続いて、岡電車両コレクションです。岡電は1980年から毎年ほぼ同じスタイルの新車導入を継続していましたが、7600形以降はスタイルに少し変化が現れました。 1.8303 (東山:1994年7月) 時代の流行なのか、多少角の取れたソフトなスタイルになりましたが…

第925話 1994年岡山電軌:無難な変貌(その2)

さて、ここからは当時の岡電車両のご紹介ですが、正直、私は興味がない車両ばかりです。7000形以降の軽快電車モドキは皆同じ様なスタイルの車両で、あまり特徴がありません。よって、広告電車コレクションです。 1.東山車庫7001他 (東山:1994年7月) こ…

第924話 1990-94年岡山電軌:無難な変貌

岡電は1980年から雑多車両の更新が始まり、毎年1~2両ペースで軽快電車モドキの吊掛車に置き替わって行きました。当初は雑多車両の臓物を流用し、新製した冷房付きの車体と組み合わせ、1980年代には雑多車両は一掃されました。その後は、元東武鉄道日光軌道…

第923話 1995年南部縦貫:行き詰まったメルヘンの世界!!(その2)

この日は七戸に宿泊予定だったので、日没まで南部縦貫鉄道の撮影を続けることにしました。しかし、天気が怪しくなって来ました。 1.キハ102 (森田牧場前~七戸:1995年5月) この頃の南部縦貫鉄道の運行ダイヤは、1986年から変わっておらず、午前2往復、…

第922話 1995年南部縦貫:行き詰まったメルヘンの世界!!

1995年のGWは、学生時代にバイトで知合ったローカル線同好の友人と久々に東北に出向きました。まずは南部縦貫鉄道です。この年、南部縦貫鉄道には非常に厳しい宣告が出されました。それは、国鉄清算事業団から借用していた野辺地~西千曳間(旧東北本線)の…

第921話 1992年西濃:まだやっているのか?(その2)

美濃赤坂に戻り、西濃鉄道の機関区を訪問しました。この日は貨物列車の運行がない日だったので、現役の機関車は庫内に入っていました。機関区で確認できた西濃鉄道の保有車両は、現役の機関車が3両と旧国鉄の緩急車が2両でした。この他にも多くのホキ9500形…

第920話 1992年西濃:まだやっているのか?

近鉄養老線の撮影で大垣に出向いた際に、JR大垣駅で美濃赤坂行の列車を見掛けました。美濃赤坂は東海道本線の支線である盲腸線の終点で、大垣からわずかに2駅先です。そう言えば、美濃赤坂から西濃鉄道という貨物鉄道が接続していることを思い出し、ちょっと…

第919話 1994年南海(貴志川):そろそろ噂が!

関空開業でCI化が進む南海電車でしたが、貴志川線もそろそろ車両交代の噂が聞こえて来ました。しかし、この路線に新車が投入されるとは考えられません。路線が昇圧されるとも考えにくく、本線から降圧改造された中古車が一挙にやって来るのか?いったいどう…

号外:令和5年

明けましておめでとうございます。 令和5年となりました。私事で恐縮ですが、今年はとうとう還暦を迎えます。これからの生き方を真面目に考えなければなりませんが、とりあえずブログはまだ続きますので、これからも宜しくお願い致します。 さて、ここ数年、…