ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

第982話 1993-94年広島:広電の西鉄電車(その4)

今回は宮島線内を走る3000形の撮影です。やはり、海を入れて撮影したかったので、阿品付近の写真ばかりです。ところで、当時の「阿品駅」は現在の「阿品東駅」です。現在の「阿品駅」は「田尻駅」と称していました。これは、JR山陽本線に阿品駅が開業した…

第981話 1993-94年広島:広電の西鉄電車(その3)

広電3000形は宮島線と市内線の直通車です。1990年代になりVVVF制御の新系列軽快電車が導入されると、徐々にラッシュ時の限定運用となり、増加する市内線の混雑対策で、1系統にも充当されるようになりました。 1.3008編成、3007編成 (荒手車庫:1993年11月…

第980話 1993-94年広島:広電の西鉄電車(その2)

広電の西鉄電車と言えば、忘れちゃいけないのが3000形です。しかしこの電車は西鉄時代からずいぶん改造されており、長らく広電の宮島線と市内線を直通する看板電車として根付いていたので、すっかり広電になりきっていました。 1.3005編成 (原爆ドーム前…

第979話 1993-94年広島:広電の西鉄電車

路面電車の博物館と言われる広電の移籍車両について、1993年~1994年頃の元大阪市電、元神戸市電、元京都市電の様子を、以前にもお伝えしましたが、今回は元西鉄の電車です。 1.601 (宇品:1993年11月) 西鉄の路面電車は福岡市内線と北九州線に大別され…

第978話 1994年京福(越前):福井の時間のつぶし方(その5)

越前竹原付近でブラブラと撮影を続けていましたが、とうとう雨が降り始めました。撮影時の雨ほどせつないものはありません。なんでこんな日に撮影をしなければならないのか?しかも阪神電車崩れを。自問自答をしながら畦道で傘を差しながらカメラを構えます…

第977話 1994年京福(越前):福井の時間のつぶし方(その4)

日中はとてもつまらない京福電鉄越前本線でしたが、この日は元南海電車の湘南フェイスが少し刺激を与えてくれました。 1.モハ3005+モハ3006 (保田~発坂:1994年5月) 日中も2連が走るスジがあった様ですが、元阪神電車が来るか、元南海電車が来るかはそ…

第976話 1994年京福(越前):福井の時間のつぶし方(その3)

天気も悪く沿線撮影もできないので、時間つぶしに三国港まで行きました。三国港と言えば、1985年に初めて友人と車で北陸地方のローカル私鉄巡りをした際に、宿代をケチって車中泊をした場所でした。暑くて窓を開けて寝ていたので、蚊に刺されて大変だった記…

第975話 1994年京福(越前):福井の時間のつぶし方(その2)

京福電鉄福井鉄道部の福井口車庫には、あまり走らない2連がゴロゴロしていましたが、やはり元南海電車の2連もゴロゴロしていました。そして、車庫の奥には廃車となった車両が留置されていました。 1.モハ3001+モハ3002 (福井口:1994年5月) 元阪神電車の…

第974話 1994年京福(越前):福井の時間のつぶし方

1994年頃の京福越前本線は、車両がまったく面白くなかったのですが、そのわりに写真をいっぱい撮っていました。今回は第880話の続きです。 1.モハ252,モハ3001+モハ3002 (福井口:1994年5月) 1994年のGWは北陸地方の私鉄早回りをしていましたが、ずーっ…

第973話 1994年一畑:やはり残念な日曜日(その4)

夕方となり、日没までもう一息、撮影を続けました。次の撮影場所は、宍道湖を入れて撮影できる場所を求めて秋鹿町(あいかまち)に向かいました。 1.クハ102+デハ22 (秋鹿町:1994年4月) ここは、秋鹿町です。この辺りは車窓からは綺麗な宍道湖が臨めま…

第972話 1994年一畑:やはり残念な日曜日(その3)

ギュウギュウ詰めの平田車庫でしたが、天気も良く、せっかくなので留置車の撮影をさせてもらいました。 1.平田車庫構内 (平田市:1994年4月) 結構西陽が強烈です。電車が白いので、絞り込まないと被写体が跳ねてしまいます。お目当ての赤電は白電の裏に…

第971話 1994年一畑:やはり残念な日曜日(その2)

大社線の次は一畑口へ移動しました。この日は日曜日ではありますが、旧型車が1本運用されていました。 1.デハ22+クハ102 (一畑口:1994年4月) 運用されていた旧型車は、先程までデハ23+クハ101でしたが、そのスジでやって来たのはデハ22+クハ102でした。…

第970話 1994年一畑:やはり残念な日曜日

今回は第873話の続きです。1994年は琴電と同様、一畑電鉄にも集中して撮影に出向きました。一畑電鉄は遠い場所なので、たいてい土日を利用して2日間かけて撮影を行いました。しかし、2日目の日曜日は赤電のデハニ50形は走らないので、やはり残念な日曜日でし…

第969話 1995年名鉄(美濃町):岐阜の細道(その5)

名鉄美濃町線の上芥見~白金間には、列車が綺麗に撮れる鉄橋がありました。増水していなければ、河原に下りて真横から撮影できました。特に夕方は順光となり、天気の良い日は赤い車体が夕陽に映えました。 1.モ604 (白金~上芥見:1995年11月) この日は…

第968話 1995年名鉄(美濃町):岐阜の細道(その4)

名鉄美濃町線の上芥見付近にあった併用軌道は、ほんの数百mほどの区間でしたが、この路線を象徴する存在でした。もともとこの道路も未舗装の農道だったのでしょうが、この時代にこんな併用軌道が残っていたとは驚きでした。 1.モ603 (上芥見~白金:1995…

第967話 1995年名鉄(美濃町):岐阜の細道(その3)

名鉄揖斐線のモ510形は、元をただせば美濃町線の生まれでした。モ600形はモ510形の後継車両のようなスタイルですが、モ600形が導入される以前に美濃町線から揖斐線に転籍したものです。どうしても比較してしまいますが、揖斐線に比べて美濃町線の方が何かと…

第966話 1995年名鉄(美濃町):岐阜の細道(その2)

名鉄岐阜市内線の野一色付近は、住宅と小さな畑が混在する一帯でしたが、開けた場所がなく、列車の撮影には向いていませんでした。しかし、この区間は続行列車が走るので撮影効率はよかったです。 1.モ870形 (北一色~野一色:1995年11月) この日の日野…

第965話 1995年名鉄(美濃町):岐阜の細道

古い電車を追い掛けて名鉄の揖斐・谷汲線には毎年の様に出かけていましたが、古い電車がいないお隣の美濃町線には一度も出向いていませんでした。古い電車がいないと、出向くきっかけがないわけですが、たまには違った場所にも行ってみようと、揖斐線の撮影…