ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第72話 1991年高松琴平 お楽しみの雑多車両

1991年の年末は、1年ぶりの高松に出向きました。1年前の様子は、第8話~第13話をご参照下さい。

まずは、長尾線水田~西前田間のカーブです。ここは朝のうち順光でズームレンズがあれば何枚でも連写できる場所です。実は友人から70~200㎜のズームレンズを5000円で購入し、ようやく人並みの撮影ができる様になりました。しかし、当時のズームレンズは重かったです。モーター・ドライブだったら連写も楽勝ですが、私のカメラにはそんな機能はなく、いつも気合のハンド・ドライブ(手動巻き上げ)でせいぜい2カットです。しかし、「二兎を追う者は一兎をも得ず」。へまをして撮り損ねることもしばしばあり、そういう時に限って珍しい車両だったりします。

 

1.72+81 (水田~西前田:1991年12月)

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 いきなりやって来たのは72+81のレアな編成です。天気も良く、車両は塗装したばかりでピカピカです。ここ一番のカットを欲張ってハンド・ドライブに挑戦しましたが、気合が足らずまともな写真はこのカットだけで、2枚目以降は・・・・残念。

 

2.35+36 (西前田~水田:1991年12月)

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 水田~西前田間のカーブを外側から撮るとこんな感じです。写真でもお判りの通り、一面霜が降りてます。温暖な高松にしては寒い朝でした。

京急の2連35+36がやって来ました。この車両は非貫通のオリジナルです。改めて良いデザインです。

 

3.35+36 (水田~西前田:1991年12月)

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少し陽が上がると、カーブの内側に陽が射してきます。今度は貫通タイプの25+26です。この場所は架線柱がカーブの外側なのでスッキリした写真が撮れます。しかも手前は田圃で障害物もありません。田圃の地主さんに感謝です。 

 

4.65+850 (西前田~水田:1991年12月)

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 琴電の朝は、日中ほとんど走らないクハも走ります。しかし、このカーブではクハ側に陽が当たらず、長尾線ではクハ側の写真は夏の夕方しか撮れません。65よりも後ろの850の方を撮りたかったのですが、夏までお預けです。

 

5.33+34 (水田~西前田:1991年12月)

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 またまた30形がやって来ました。この日、長尾線では30形が3編成運用されていました。そろそろ飽きて来ましたが、この日はどういうわけか琴電生え抜きの車両が全く現れません。

 

6.130+230 (水田~西前田:1991年12月)

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 ようやく生え抜きの130が登場しました。しかも230と組んでいました。この編成も230の方を撮りたかったのですが、仕方ありません。