ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第110話 1987年新潟交通 越後の寸景(その7)

続いて新潟交通沿線の寸景です。

前回の中ノ口川沿いから燕の田園地帯に移ります。 新潟交通は、小中川で上越新幹線と交差します。この辺りは新潟駅から新幹線で10分程ですが、残念なことに新幹線は駅がないので通過。よって、白山前から新潟交通を利用してここまで来るしかありませんが、新潟駅からだと1時間以上かかりました。

 

1.モハ24 (燕~灰方:1987年11月)

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 この写真は燕高校脇の畦道からモハ24の側面を撮ったものですが、この写真はネガの劣化が激しく、プリントからのスキャンです。この場所は少し移動すればいろんな風景が展開し、特に順光の午前中は後方の弥彦山をバックに越後らしい写真が撮れました。

 

2.モハ16 (燕~灰方:1987年11月)

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日車の標準タイプばかりでは飽きてしまいますが、時々旧型車体のモハ16がやって来るのが救いです。やはり田園地帯には古い車両が似合います。

この写真は燕高校から少し燕方向に歩いた場所です。ちょうど陽の向きも同じように移動するので効率よく順光写真が撮れました。ちなみにこの画像もプリントからのスキャンです。このサイズであればプリントのスキャンも問題なさそうです。 

 

3.モハ18 (小中川~灰方:1987年9月)

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 収穫の終わった越後平野は、写真を撮るには少々物足りない状況となります。しかし天気が良いのでどこでも絵になる景色です。

 

4.モハ12 (小中川~灰方:1987年9月)

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たまたま線路端に菊の花が咲いていたので、この様な写真を撮ってしまいました。

 

5.モハ24 (燕~灰方:1987年11月)

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 冬を迎える田圃はこんな状況です。土が露出してあまり良い景色ではありません。車体広告のないモハ24なので撮りましたが、広告付きの車両だったらパスしていたと思います。

 

6.モハ25 (燕~灰方:1987年11月)

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 これは11月の光景です。間もなく越後平野は本格的な冬を迎えます。あと1か月程すればそろそろこの辺りは雪景色となります。太平洋側で育った私にとって、新潟の冬は想像を超える試練でした。冬の状況は改めてご紹介します。