ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第151話 1985年太平洋炭鉱 残念!間に合わず(その2) 

春採電車線の撮影を済ませて、釧路鉱業所内の春採坑に出向きました。

当時の釧路鉱業所は非常に開放的で、構内の撮影も快く了解頂きました。ここでも“まだ緩かった時代”でした。

しかし、ここから先は現在立入り禁止区域ですので、ご理解下さい。ちなみに現在はもう写真のようなノッポ機関車は走っていません。

 

1.入換機64号 (春採坑:1985年8月)

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 さて、春採坑の土場で奇妙な車両に遭遇しました。これをゲテモノと言わず何と言いましょうか?

しばらくあっけに取られて見入ってしまいましたが、気を取り直して撮影です。

 

2.入換機65号 (春採坑:1985年8月)

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 構内をよーく見ると、このゲテモノがあちこちにいます。そしてせわしなく走り回っていました。正直、構内の車両はノーマークだったので、この遭遇は予期せぬ収穫でした。

 

3.入換機65号 (春採坑:1985年8月)

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 このゲテモノ達は、微妙に形態が異なっていました。そして、一応番号が付いていました。写真の65号はキャブがノッポで見た感じ新しそうな車両でした。

 

4.入換機64号 (春採坑:1985年8月)

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 64号も65号に似た形態ですが、キャブの妻面に小窓が追設された様で、台車枠のゼブラ模様が細いタイプです。

 

5.入換機62号 (春採坑:1985年8月)

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 62号はキャブの屋根が低く、ちょっと古そうです。車体も結構汚れており年季が入っていました。

 

6.入換機62号 (春採坑:1985年8月

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 この土場で入換をする車両は、どういう理由か60番代の車号が付けられていました。この時確認できたのは62,64,65でした。車号から察するに、少なくとも5両はいたと思われますが、製造年、メーカーは不詳です。恐らくは何かの改造車かと思います。