1986年10月の北陸地方私鉄の早回りでは、立山砂防軌道訪問の帰りに、富山市内へ戻りながら富山地鉄の撮影を行いました。
1.クハ12+モハ14712 (有峰口~千垣:1986年10月)
この写真は第191話でご紹介した、有峰口~千垣間の常願寺川鉄橋を渡る列車を、正面から撮影したものです。今はどうなっているかわかりませんが、当時は橋台の上から撮影しており、特に柵などなかったので、下を見るとかなりおっかない所でした。
2.モハ14781+クハ181 (上横江:1986年10月)
この写真は上横江駅付近で撮影したものですが、現在上横江駅は廃止されました。この付近に何かの工場があった様ですが、工場がなくなり駅の利用者がなくなった様です。ちょうどこの辺りから列車は山間部に入り、富山平野の扇状地の根本にあたります。
3.モハ14716+クハ16 (横江~上横江:1986年10月)
青色のモハ14716+クハ16がやって来ました。この色は旧塗装で、当時2編成がまだこの青色で残っていました。貴重な旧塗装が撮れました。
4.クハ16+モハ14716 (上横江~横江:1986年10月)
やがて、この青色の列車も富山地鉄の標準色である雷鳥カラーに塗り替えられます。
5.モハ14760形+モハ14760形 (上滝付近:1986年10月)
上滝線は立山線をバイパスする、稲荷町~岩峅寺間の短絡線ですが、メインルートではなく、まったくのローカル線です。車両も本線と共通だったので写真の通り、モハ14760形も入線していました。
6.モハ14710形+クハ10形 (月岡付近:1986年10月)
上滝線の月岡辺りは、屋敷森が点在するひなびた雰囲気です。廃止されるのではないかと噂もありますが、南富山から市内線のLRVを直通運転する構想もあり、そうなれば沿線の活性化が期待されるでしょう。しかし現実はなかなか簡単には進みません。少なくとも上滝線がDC1500Vを継続する以上、複電圧仕様のLRVが必要となります。思い切って非電化にしてバッテリー車を導入する考えもありますが、いずれにせよ高価な車両になってしまうでしょう。
7.モハ14760形+モハ14760形 (越中舟橋~越中三郷:1986年10月)
この日は夕方に本線の列車を少々撮影しました。ちょうど西陽が真正面を照らすので撮影が難しいですが、この付近はバックに立山連峰が望めます。しかしこの日は山間部は曇っていたので立山連峰は拝めませんでした。