ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第211話 1991年野上:自爆の設備投資(その3)

この日は水間鉄道からやって来た元南海1201形のモハ500形に驚きました。

そして、この時は本当に阪神・阪急の残党はもう見納めになるだろうと思ったので、車庫内の撮影を済ませ、気合を入れて本線撮影に向かいました。

 

1.モハ23+クハ101+モハ27 (日方:1991年9月)

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 これが唯一残っていた元阪急電車1形26の車体流用であるモハ23です。

恐らく、この車両も見納め?と思い、同じ様な写真をいっぱい撮ってしまいました。

 

2.デ12 (日方:1991年9月)

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 デ11形は恐らく残るだろうと思いました。野上電鉄は本当は元南海1201形の様に大きな18m車よりも、このデ11形程度の小型車が欲しかったのではなかったのでしょうか。

 

3.モハ26+モハ25 (日方:1991年9月)

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 一通り車庫内の車両を撮影しましたが、この日はほとんどの車両が車庫にいました。

どうも本線を走っているのはデ11とデ13だけのようです。

 

4.デ11 (紀伊野上~動木:1991年9月)

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 まずは、貴志川の渓谷です。

南海の貴志川線では貴志川を入れて撮影する場所はありませんが、野上電鉄は紀伊野上から竜光寺あたりまで貴志川沿いを走ります。景色が良く有名な撮影地でもありました。

 

5.デ11 (紀伊野上~動木:1991年9月)

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 この日は、天気が良く、貴志川も穏やかだったので河原に下りて撮影が出来ました。

しかし、車両はデ11とデ13しか走っておらず、がっかりです。

 

6.デ11、デ13 (重根:1991年9月)

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 この2両は富山地鉄射水線からやって来た車両ですが、ステップを切り、野上塗装にしたら全く別の車両になってしまった様です。このデ11形は3両在籍していましたが、日中はほとんどこの3両で事足り、元阪神・元阪急の出る幕はありませんでした。