ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第224話 1987年茨城交通:恥ずかしいCI化(その4)

ところで、この日は何かに導かれて那珂湊にたどり着いたわけですが・・・

いつも那珂湊に居るはずのケハ601が見当たらず、もしやと思い本線に出てみました。

 

1.ケハ601 (殿山:1987年3月)

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ケハ601は、どこを走っているのかわからなかったので、那珂湊に近い殿山で待っていたら、阿字ヶ浦方から銀色に光る車両がやって来ました。

ついに "活きているケハ601” を捉えることができました。なんだかシーラカンスを釣り上げたような奇跡です。

 

2.ケハ601 (殿山:1987年3月)

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現物を見るまで、まさかケハ601が走っているとは思ってもいませんでしたが、やはりこんなのが走って来ると強烈です。筑波のガマが導いてくれたのか?筑波を中断してきた甲斐がありました。 

 

3.ケハ601 (中根~那珂湊:1987年3月)

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 こんどは場所を変えて、見通しの良い金上~中根間の田園地帯でケハ601を撮影しました。ここは何の障害物もなく、気合のハンド・ドライブ(モーター・ドライブではなく手動巻上げ)で何枚でも撮影できましたが、今回は失敗が許されない貴重なケハ601なので、標準レンズで息を殺して連写です。

 

4.ケハ601 (中根~那珂湊:1987年3月)

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 この場所は、田植えの季節には列車が水面に映り素晴らしい光景が展開しますが、この時期は非常に殺風景です。しかし、贅沢は言ってられません。天気も良く、綺麗に撮影できたので、心残りなく筑波に戻れました。

 

5.キハ223+キハ2005 (阿字ヶ浦:1987年3月)

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 夕方になると2連の登場です。

2連は結構なことですが、単行のケハ601は入庫してしまいました。結局この日は、 "活きているケハ601” を見ることが出来た最初で最後の日になりました。

 

6.キハ221+キハ222 (殿山~平磯:1987年3月)

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 そして、アメリカン塗装がやって来ました。新旧塗装の混色2連です。この日はケハ601の走行が撮影できたので、もうどうでも良い感じでした。