ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第243話 1993年高松琴平:雨の琴電そして京急増殖(その3)

この頃の長尾線志度線には、まず京急1000系の導入はあり得ませんでした。その理由は、この両線の線路事情が大型車の入線を拒んでいたからです。しかし、この両線には元京急230形だった30形が大量導入されており、こちらも京急長尾・志度線の様相を呈していました。

 

1.36+35 (西前田~高田:1993年4月)

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平木駅で撮影していても、すぐに飽きてしまいました。仕方なしに雨の中、走行撮影に出向きました。

当然の30形がやって来ました。オリジナルの非貫通車であることが救いです。ちょうど咲いていた菜の花で、雨天に彩を添えてみました。 

 

2.850+65 (平木~白山:1993年4月)

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この日のお目当ては、850+65です。雨で暗く、露出を落としてみましたが、この区間の列車は70km/hの最高速でぶっ飛んで来るのでシャッター速度は下げられません。 

 

3.62+760 (白山~平木:1993年4月)

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運用が変わったのか62+760がやって来ました。これも最高速です。手振れを恐れて標準レンズで撮影です。

 

4.760+62 (西前田~高田:1993年4月)

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晴れていれば良い写真になるのですが・・・・ 

 

5.28+27、850+65 (平木:1993年4月)

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平木駅での列車交換風景です。どちらの列車も瓦町行きとなっていますが、850の方が先発で、28の方は到着したばかりの平木折返しですが、早々と行き先は瓦町になっていました。850が出発したあとに28は転線します。 

 

6.71 (平木:1993年4月)

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 平木駅には以前から71が留置されていました。

この時点でかなり朽ちていました。もうこのまま廃車になる雰囲気ですが、その後、琴電マジックで新車並みに復活します。

この日は天気が悪く、琴電は不発に終わってしまいました。この後、野上電鉄に移動しますが、このGWはずっと天気が悪く、さんざんの撮影旅行となりました。