ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第264話 1990年大井川(井川):アプトが出来る前(その3)

関の沢橋梁での撮影を終え、同好者のおじさんの車に乗せてもらい、犬間~川根長島間まで下りました。

 

1.Cスロフ300形+Cスロフ300形+DD200形 (犬間~川根長島:1990年1月)

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 この区間は、大井川沿いの崖っぷちに軌道が敷かれており、まともに撮影できる場所はありませんが、さすがに車なので対岸の道路へ回り、対岸から列車を撮影することができました。

 

2.Cスロフ300形+Cスロフ300形+DD200形 (犬間~川根長島:1990年1月)

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 道路は井川線よりも高いところにあるので、井川線を見下ろす感じですが、何枚でも連写できました。ここは谷間なので陽の射す時間は昼頃だけです。そして、建設中だった長島ダムが完成すればこのあたりの軌道は水没する運命でした。

 

3.Cスロフ300形+Cスロフ300形+DD200形 (犬間~川根長島:1990年1月)

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この頃井川線では、長島ダムの建設と並行して、水没する区間の新線工事が行われていました。そんな話をしていたら建設現場を見に行こうということになり、車で長島ダムへ向かいました。

 

4.ダム湖完成前の接阻湖を望む (川根長島~犬間:1990年1月)

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道路は、ダムの建設より一足早く完備されたようです。井川線よりはるかに標高の高い山の尾根に沿っていたので、長島ダムの建設現場が手に取るように見ることができました。

そして、井川線の新線区間もほぼ完成していました。現在この辺りは接阻湖となり、この鉄橋の頭の部分が湖上に出ているだけですが、ダムの完成前は、とんでもない高さの鉄橋で、現在とは全く異なる光景でした。

 

5.接阻湖レインボーブリッジを望む (川根長島~犬間:1990年1月)

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 いずれ観光名所となる鉄橋ですが、現在の湖上橋よりもこの方が人が集まりそうです。ちなみに、この写真を撮影した場所は現在水没しています。

 

6.接阻湖レインボーブリッジを望む (犬間~川根長島:1990年1月)

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 ここは現在の奥大井湖上駅のある場所です。開通前にちょっとだけお邪魔しましたが、スリル満点でした。