ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第319話 1986年太平洋炭鉱:丘の上のレイアウト(その3)

夕方になり、釧路鉱業所へ出向きました。

半年ぶりに黄色いトラ塗りのL型電機と再会です。

 

1.65号資材列車 (釧路鉱業所:1986年3月)

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 もう夕方だったので、65号機しか撮影できませんでしたが、今回は土場から一歩出て走行撮影ができました。

夕陽に輝く黄色い鉱車が、炭鉱らしいなんとも良い雰囲気を醸し出していました。

 

2.65号資材列車 (釧路鉱業所:1986年3月)

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 鉱業所内には軌道を横断する道路があり、警報機はありませんが踏切がありました。

やたらノッポなのは、この踏切があるためでした。

 

3.65号資材列車 (釧路鉱業所:1986年3月)

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 西陽を浴びる65号機です。こちら側にはキャブの出入り口はありません。

 

4.65号機のサイドビュー (釧路鉱業所:1986年3月)

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 太平洋炭鉱のL型電機のパンタ櫓は、伝統的にこの形状でした。なお、晩年はパンタを点検するための歩み板がこの櫓に追加されて更にゲテモノ化しました。

 

5.架線作業車 (釧路鉱業所:1986年3月)

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 これは、廃車となったバッテリーロコの台車枠を利用した架線点検車です。結構廃車を有効活用していました。

 

6.斜坑用人車 (釧路鉱業所:1986年3月)

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 斜坑用の人車が軌道の外に留置されていました。いづれも状態は悪くなく、整備中なのかもしれません。ところでこの人車の側面には、「火薬携帯者専用車・・・」なる標記が見えます。意外と物騒な車両のようです。

 

7.斜坑用人車 (釧路鉱業所:1986年3月)

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これも斜坑用人車です。一応レールには乗っていますが、相当くたびれた車両のようです。