金沢の5月はちょうど新緑の時期でした。
真横から陽を受けて、山の新緑に紅白の電車が一段と映えます。陽はかなり傾いてきましたが、遮るものはなく、日没直前まで撮影できました。
1.モハ3761 (日御子~鶴来:1990年5月)
こういう写真が撮れると、雨の中を耐えた甲斐がありました。
本当は金名線が残っていた頃に、加賀一の宮~白山下間で撮影をしたかったのですが、興味を持つのが遅すぎました。
2.モハ3761 (日御子~鶴来:1990年5月)
しかし、今回の撮影は、石川線の古き佳き時代の最後の撮影チャンスであり、しっかり見届けることができただけでも良かったです。
3.モハ3761 (鶴来~日御子:1990年5月)
運用列車の撮影は一巡してしまいました。できれば元名鉄車を撮影したかったのですが、贅沢は言えません。
4.モハ3761 (日御子~鶴来:1990年5月)
往来する車両は変わり映えしませんが、刻々と変わる風景の色合いがモチベーションを上げてくれます。当時私が常用していたのは、フジフィルムの36枚撮り、ASA100or400の逆輸入フィルムでした。まとめ買いすれば1本200~300円程の低価格品でしたが、期待通りの色合いで撮れたので大したものです。やはりカラー撮影で良かったです。
5.モハ3761 (日御子~鶴来:1990年5月)
山の緑に電車の赤が映えます。台車や床下機器までしっかり陽が射しています。おもいきり絞り込んで撮りましたが、ちょうど良い感じに写りました。
6.モハ3732 (日御子~鶴来:1990年5月)
車体長15.5mの小型車モハ3732がやって来ました。もう日没間近です。
7.モハ3732 (日御子~鶴来:1990年5月)
この日はこれが最後の撮影です。この後は鶴来の温泉旅館に泊まり久々に贅沢をしました。翌日も天気は良く、また早朝から石川線の撮影が続きます。