ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第328話 1990年北陸(石川):ブサイク達の最後の活躍(その5)

金沢の5月はちょうど新緑の時期でした。

真横から陽を受けて、山の新緑に紅白の電車が一段と映えます。陽はかなり傾いてきましたが、遮るものはなく、日没直前まで撮影できました。

 

1.モハ3761 (日御子~鶴来:1990年5月)

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 こういう写真が撮れると、雨の中を耐えた甲斐がありました。

本当は金名線が残っていた頃に、加賀一の宮~白山下間で撮影をしたかったのですが、興味を持つのが遅すぎました。

 

2.モハ3761 (日御子~鶴来:1990年5月)

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 しかし、今回の撮影は、石川線の古き佳き時代の最後の撮影チャンスであり、しっかり見届けることができただけでも良かったです。

 

3.モハ3761 (鶴来~日御子:1990年5月)

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 運用列車の撮影は一巡してしまいました。できれば元名鉄車を撮影したかったのですが、贅沢は言えません。

 

4.モハ3761 (日御子~鶴来:1990年5月)

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往来する車両は変わり映えしませんが、刻々と変わる風景の色合いがモチベーションを上げてくれます。当時私が常用していたのは、フジフィルムの36枚撮り、ASA100or400の逆輸入フィルムでした。まとめ買いすれば1本200~300円程の低価格品でしたが、期待通りの色合いで撮れたので大したものです。やはりカラー撮影で良かったです。

 

5.モハ3761 (日御子~鶴来:1990年5月)

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 山の緑に電車の赤が映えます。台車や床下機器までしっかり陽が射しています。おもいきり絞り込んで撮りましたが、ちょうど良い感じに写りました。

 

6.モハ3732 (日御子~鶴来:1990年5月)

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 車体長15.5mの小型車モハ3732がやって来ました。もう日没間近です。

 

7.モハ3732 (日御子~鶴来:1990年5月)

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 この日はこれが最後の撮影です。この後は鶴来の温泉旅館に泊まり久々に贅沢をしました。翌日も天気は良く、また早朝から石川線の撮影が続きます。