ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第352話 1990年立山砂防:緑燃ゆる季節(その3)

この日は穏やかな天気でした。朝の登り列車が行ってしまうと戻ってくるまで一休みです。河原の大きな岩の上で横たわり、しばし大自然を満喫です。

ところが、砂防ダムを流れる川の音に紛れて、かすかなエンジン音 が聞こえた様な・・・

 

1.天鳥オーバーハングを行く鳶山号単機 (桑谷~中小屋:1990年5月)

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もう続行列車はないと思っていたら、意表を突いてDLの単機がやって来ました。慌ててカメラを構えて撮影です。なぜ単機で来たのかわかりませんが、1両だと米粒くらいの大きさに見えます。

 

2.天鳥オーバーハングを行く鳶山号単機 (桑谷~中小屋:1990年5月)

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 岩が大きいのか、機関車が小さいのか?手前に転がっている大きな岩は、この機関車と同じくらいの大きさです。こんな岩が流れてくるのですから増水時は大変なことになります。

 

3.天鳥トンネル付近を行く鳶山号単機 (桑谷~中小屋:1990年5月)

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この機関車は、崖崩れ現場で一旦停止しました。赤いヘッドマークの鳶山号であることが認識できました。

 

 4.天鳥橋付近を行く鳶山号単機 (桑谷~中小屋:1990年5月)

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 鳶山号は天鳥橋付近でも停車し、何かを調べているようでした。

 

5.桑谷スイッチバックを行く鳶山号単機 (桑谷~中小屋:1990年5月)

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 そして、鳶山号は桑谷スイッチバックを登って行きました。

 

6.桑谷スイッチバックを戻る人車列車 (桑谷~中小屋:1990年5月)

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 今度は、先程登って行った1両牽引の人車列車がスイッチバックを下ってきました。立山砂防軌道には一応列車のダイヤがありましたが、この日はダイヤ通りではない様でした。

 

7.推進運転の人車列車(桑谷~中小屋:1990年5月)

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この列車は人車を推進運転で戻って来ました。普段、スイッチバック以外の走行では機関車を付け替えて推進することはありませんが、この日は途中で折り返してきたのか?

人車には4,5人乗っていましたが、ここで皆さん降りて列車は行ってしまいました。いったい何が始まるのか?