ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第357話 1991年近鉄(北勢):軽便の面影を求めて(その3)

北勢線のラッシュ後はあてもなく、上笠田へ移動しました。

列車は何が来るかさっぱり見当が付きません。

 

1.ク202+サ101+サ201+モ275  (楚原~上笠田:1991年8月)

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 昼が近づき、炎天下となりましたが、やって来たのは何と連接車でした。

この時間に走っているということは、この日は連接車が日中運用に入った様で、これはラッキーでした。しかし、一番のお目当てだった220系は入庫した様です。

 

2.ク202+サ101+サ201+モ275  (楚原~上笠田:1991年8月)

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この編成は、一番後ろのモ275が電動車で、手前のT車3両を牽引または推進運転していますが、モ275は結構力持ちです。

 

3.ク202+サ101+サ201+モ275  (楚原~上笠田:1991年8月)

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 いい加減暑くて、くたばってしまいそうでしたが、気合のハンド・ドライブで連写です。非常に喉が渇き、缶ジュースでも買いたい状況でしたが、この辺りはお店や自販機どころか人家もなく我慢しました。現在も変わらない様で、三岐鉄道北勢線になってからは、近隣の上笠田駅は廃止されてしまいました。まあ、路線が廃止されなくて良かったですが・・・。

 

4.ク134+サ135+モ277  (楚原~上笠田:1991年8月)

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 この場所では、この眼鏡橋を入れて撮らないと意味がありません。

次にやって来たのは3連でした。この3連は270系の最終増備車であるモ277に、もともと220系の増結用だった130形のTc+Tを組合わせて固定貫通化した編成で、この時点の最新作です。

 

5.ク134+サ135+モ277  (楚原~上笠田:1991年8月)

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先頭のク134と中間のサ135は前回訪問時の1989年時点はまだ未更新でした。バス窓で前面が丸っこい2枚窓のひょうきんな顔をしていましたが、ご覧のように運転台側が食パン化され、側窓もユニットサッシ化されてしまいました。辛うじて丸い連妻に原型の面影が見られます。ク134の車体更新前の姿は、第140話を御覧下さい。

 

6.ク172+モ272+サ146+ク142  (楚原~上笠田:1991年8月)

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 そして、旧塗装の270系がやって来ました。旧塗装もこの日で見納めとなるかも知れません。そう考えると名残惜しいものです。