ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第397話 1986年上田交通:丸窓と川造と青ガエル(その3)

雨がかなり降ってきました。

とっとと帰りたい心境ですが、ここは辛抱して小降りになるのを待ちます。 

 

1.モハ5271、モハ5251 (中塩田:1986年8月)

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 雨のなか、「川造」と「丸窓」が列車交換です。この2両は同じ歳です。露出が非常に厳しい撮影でしたが、ローカル線らしい交換風景が撮れました。

 

2.モハ5271+クハ271 (神畑~寺下:1986年8月)

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 撮影時間が前後しますが、再び「川造」の2連です。お寺と「川造」がよくマッチしています。この場所では何度か撮影をしていますが、撮影の度にまわりに住宅が増えている様でした。今では上田も北陸新幹線が通り、東京から1時間ちょっとの場所になりました。当時の上田交通の昇圧化もその後の状況を見ると正解だったと思います。しかし、昨今の輸送需要の低迷は中小私鉄にとっては死活問題です。これからが正念場のように思えますが、最近では特に頻発する自然災害が脅威です。上田電鉄も昨年の台風の被害が甚大でしたが、今年も各地で水害が出ています。これ以上被害が広がらない様に祈るばかりです。

 

3.モハ5253+クハ292 (神畑~寺下:1986年8月)

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 この日は「丸窓」もクハ290形を従えて2連運用でした。蒸し暑いためか、開閉できる窓はすべて全開です。別所線には冷房車が1両もいませんでした。

 

4.モハ5271 (中塩田下之郷:1986年8月)

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 雨があがり、でっかいパンタのモハ5271が単行でやってきました。この車両も側窓全開です。

 

5.クハ292+モハ5253 (下之郷中塩田:1986年8月)

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 緑の絨毯の中を平面ガエルが走ります。この頃になると昇圧後に導入される車両が明らかになっていました。その車両は、この平面ガエルの元同僚だった青ガエルです。この平面ガエルも再び青ガエルの仲間に入るのか?そんなことを考えていました。

 

6.モハ5253+クハ292 (中塩田下之郷:1986年8月)

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 さて、なにげなく撮った写真ですが、左の方には何やらカラフルな車両の様なものが写っています。

もしや・・・・擬態した青ガエルでは?