ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第448話 1992年立山砂防:予防保全的処置(その3)

朝の続行列車は、4本通過して行きました。

あっという間の出来事でした。この日はこれを見るためにわざわざ立山まで出向いたわけですが、見るものを見たので、さあどうするか。

 

1.資材列車 (天鳥橋:1992年6月)

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 最後の続行列車を見送ると、ふたたび静寂となりました。折返しの列車はしばらく来ないはずです。

この後は無理をせず、戻って来る列車を撮影しながら千寿ケ原に戻ることにしました。

 

2.保線列車 (天鳥砂防ダム付近:1992年6月)

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 ところが、5本目の列車がやって来ました。平成号です。この列車はここで停車して、作業の人たちが降りました。なにやら作業が始まるようなのでしばらく見学です。

 

3.保線列車 (天鳥砂防ダム付近:1992年6月)

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 列車は後退して人車を開放し、車両の入換が始まりました。ここで何か作業があるのでしょうか?

 

4.保線列車 (天鳥砂防ダム付近:1992年6月)

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 どうやら、置いてあったトロッコを連結して、保線列車が組成されるようです。この時期は砂防工事も本格稼働ですが、軌道の保線作業も大変です。軌道の維持管理は砂防工事と同じくらい重要で長い歴史があります。

 

5.保線列車 (天鳥砂防ダム付近:1992年6月)

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 新たに保線列車が組成され、今度は推進運転で桑谷方面に走って行きました。もしかして、ここから先にもこの様な土砂崩れで軌道ルートを変更した場所があるのかも知れません。

 

6.回送列車 (天鳥砂防ダム付近:1992年6月)

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 一連の作業を見ていると、先ほど4本目の続行列車で登っていったグリーンカルデラ号が空車のトロッコを牽引して下って来ました。結構早く戻ってきたので、この列車は桑谷で折り返してきたようです。

この日は臨時列車が多く走りそうです。しかし、曇ってきました。そう言えばまだ梅雨が明けていませんでした。