ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第539話 1990年富士急:観光はバス任せ?(その2)

引き続き、1990年4月の富士急行の話題ですが、この日の目的はモハ5700形の中にいた前面2枚窓で非貫通の、モハ5707+モハ5708の走行を撮影するためでした。

 

1.モハ5707+モハ5708 (寿~三つ峠:1990年4月)

f:id:kk-kiyo:20200530132812j:plain

そして、お目当てのモハ5707+モハ5708がやって来ました。

4年前の訪問時は、残念ながらモハ5707+モハ5708の走行は撮影できませんでした。この編成だけ、前面が非貫通でいかにも異端車的風貌ですが、正真正銘、元小田急デハ2200形トップグループで、小田急初の直角カルダン車だったデハ2212+デハ2211でした。

 

2.モハ5707+モハ5708 (寿~三つ峠:1990年4月)

f:id:kk-kiyo:20200530132739j:plain

この頃の富士急はすでに営業車は全てカルダン車になっており、不本意ではありますが、とうとう初期のカルダン車を追い掛けるようになってしまいました。

 

3.モハ5707+モハ5708 (寿~三つ峠:1990年4月)

f:id:kk-kiyo:20200530132832j:plain

 この車両は、もともと直角カルダン車でしたが、富士急行に譲渡後しばらくして、WN平行カルダンの台車に交換されました。

 

4.モハ5707+モハ5708 (寿~三つ峠:1990年4月)

f:id:kk-kiyo:20200530132429j:plain

 小田急にもこんな前面2枚窓の車両がいたわけですが、よくぞ貫通化されずに残っていたものです。しかも廃車後も富士急行で生き延びたとは、結構強運な車両です。

 

5.モハ5700形2連 (寿~三つ峠:1990年4月)

f:id:kk-kiyo:20200530132931j:plain

 この車両は車号が確認できませんでしたが、側窓がドア間3個なので、元小田急デハ2300形ロマンスカーです。こうなってしまうとロマンスカーの片鱗も伺えませんが、現在の小田急ロマンスカーの先祖的存在です。

 

6.モハ5700形4連 (寿~三つ峠:1990年4月)

f:id:kk-kiyo:20200530132953j:plain

 この日は休日だったので4連が登場しました。この列車も車号が読み取れませんでしたが、手前の2両は元小田急特急車のデハ2300形で、後ろの2両は元小田急2200形増備車です。

 

7.モハ5700形2連 (寿~三つ峠:1990年4月)

f:id:kk-kiyo:20200530133019j:plain

 さて、このモハ5700形もかなりくたびれて見えました。よって後継車ですが、当時は適当な車両が小田急にはありませんでした。可能性としては東急7000系、西武401系、801系、京王5000系などが考えられましたが、結局一番近場の京王5000系が4年後に大量導入され、こんどは京王富士急行線になってしまいます。