ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第562話 1987年JR北海道:もう一度最果て(その4)

上武佐の武佐岳温泉に宿泊し、翌日も早朝から撮影開始です。

しかし、案の定ひどい霧です。

 

1.上武佐駅舎 (上武佐:1987年8月)

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でも、霧に霞む上武佐駅の情景がなんともノスタルジックです。

前の晩に武佐岳温泉の御主人にこの時期の天候を聞いたところ、根室や釧路ほどではないそうですが、やはり霧が毎日のように出るそうです。この時期、霧は道東の風物詩です。

 

2.上武佐駅標識 (上武佐:1987年8月)

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 濃霧ですが、天気は晴れです。結構明るいので、これはもしかすると面白い写真が撮れるかも知れません。イチかバチか、この日もとりあえず上武佐で粘りました。

 

3.キハ22319+キハ40131 (上武佐~中標津:1987年8月)

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 霧でまったく先が見えない中、鈍いエンジン音と共に、根室標津行きの始発が現れました。ファインダーを見ていても霧で全く見えません。ピントも適当、野生の感覚でシャッターを切ったら、こんな写真が取れていました。この写真、ジッと見ていると徐々に列車が浮かび上がって来ます。

 

4.キハ40131+ キハ22319(上武佐:1987年8月)

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 そして、振り向いて撮った後追い写真がこれです。ちょうど上武佐駅に停車したところですが、こちらは解明不可能な写真になりました。

 

5.キハ40168 (上武佐~川北:1987年8月)

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 続いて、釧路行きのキハ40168です。スキャナーの影響なのか、霧がかなり粒子っぽく写っています。

 

6.キハ40168 (上武佐:1987年8月)

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当時はデジカメではないので、これらの写真は、撮影した時は霧でちゃんと撮れたのか、全く見当もつきません。プリントしてからのお楽しみでしたが、プリントしてみると、結構写っているものです。 

でも、これではどこで撮った写真なのか、撮った人にしかわかりません。