この日は雨でしたが、走行写真を撮るため津軽大沢~石川間に向かいました。
てっきりステンレスカーしか走っていないと思っていましたが、意外にも旧型車が走っていました。
1.モハ3404+クハニ1271 (津軽大沢~石川:1989年5月)
本線を走る旧型車の正体は、何とモハ3404+クハニ1271でした。この編成が残ったこと自体が奇跡的でしたが、まさか走っているとは思いませんでした。ところで、モハ3404は元東急デハ3616であり、ステンレスカーの大先輩ですが、流れ着いた弘前で坦々と老後を送っていましたが、奇しくも後輩に追いやられてしまいます。
2.クハニ1271+モハ3404 (石川~津軽大沢:1989年5月)
天気さえ良ければ申し分ないのですが、仕方ありません。しかし、ここで生きているクハニ1271が撮影できたのも何かの縁です。
3.クハニ1271+モハ3404 (津軽大沢:1989年5月)
台枠端梁が厳めしいクハニ1271ですが、真正面から見ると結構憎めない表情をしています。この車両は貴重な伊那電鉄の生き残りでしたが、この年の12月で廃車となりました。
4.モハ3404+クハニ1271 (津軽大沢~石川:1989年5月)
やはり天気が悪いと、まともな写真が撮れません。こんな日はおとなしく、形式撮影に徹するのが無難ですが、残った旧型車を探さねばなりません。
5.デハ7033+デハ7034 (石川~津軽大沢:1989年5月)
旧型車が行ってしまうと、あとはステンレスカーばかりです。
思えば、東急7000系など撮ったことがありません。わざわざ青森まで来て東急7000系を撮影することになるとは、不本意極まりありませんでしたが、仕方ありません。
6.デハ7032+デハ7031 (津軽大沢~石川:1989年5月)
ちなみに、1989年当時の東急電鉄には、まだまだ7000系がいっぱいいました。当時私が勤務していた蒲田では、目蒲線や池上線は7000系が主力で、東京に戻ればまた毎日目にする車両です。それを考えると、せっかく青森まで来たのに現実に戻ってしまいました。