ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第578話 1993年野上:あきらめムード(その3)

この時点で、野上電鉄の廃止日程は未定のままでした。それまでにも幾度となく廃止が延期されて来た経緯がありました。この時もそうなのか?そんな淡い期待もありましたが、この時は明らかに様子が違いました。

 

1.モハ25+モハ24 (重根~幡川:1993年4月)

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 この日のラッシュは、2連が2往復走りました。なんとか天気ももちましたが、念のため2往復目も同じ場所で撮影しました。

 

2.モハ24+モハ25 (幡川~重根:1993年4月)

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しかし、朝から同じような写真を撮り続けているので、飽きて来ました。 モハ24が元気に活躍しているのは大変結構なことですが、アーモンドチョコはもういいと言ったところです。

 

3.クハ104+モハ31 (幡川~重根:1993年4月)

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クハ104を連結した日方行が通り過ぎ、そろそろラッシュも終わりです。なんだかいっぱい乗客が乗っているようですが、これでも廃止は免れません。しかし、本来であれば前月の3月末で廃止になっていたはずですが、これだけの乗客をバスで運ぶのは厳しい様に思いました。

 

4.モハ32 (幡川~重根:1993年4月)

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 ラッシュも終わりましたが、この日は珍しく、日中の運用にモハ32が残りました。普段の日中は、3両いるデ10形のうち2両が必ずと言っていいほど走っており、モハ32が運用に就くことはほとんどありません。この日はGW中だったので、列車検査の都合なのか、ある意味チャンスです。

 

5.モハ32 (幡川~重根:1993年4月)

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 朝からずっとこの場所でモハ32を撮影していますが、どうせなら別な場所へ移動して撮影です。この近くのバス停から再びバスに乗って、とりあえず山の方へ向かいます。バスの本数は決して多くありませんでしたが、電車のダイヤと被らないように設定されていたのか、意外と便利でした。バスの料金は電車よりも高かったですが、効率よく移動できたので苦にはなりません。

 

6.モハ32 (野上中~北山:1993年4月)

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バスに乗って北山まで来ました。心機一転モハ32の撮影に気合を入れたいところですが、天気が怪しくなってきました。そう言えば、この日の天気予報はズバリ雨でした。朝の晴れ間は何だったのか?

 

7.デ11 (野上中~北山:1993年4月)

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天気予報通りです。もう雨が降りそうなので、デ11を撮影して濡れないうちに、こんどは電車に乗って日方へ戻ることにしました。