撮影場所を羽間へ移動しました。
琴平線もこの辺まで来ると、ローカル線らしい田舎の風景になって来ましたが、アップダウンが多くて、撮影ポイントを探すのに歩くのが大変です。
1.1051+1052 (羽間~岡田:1994年3月)
ようやく元阪神の登場です。今朝から1051+1052しか見ていません。1053+1054はお休みなのか?
2.1051+1052 (羽間~岡田:1994年3月)
しかし、私の好みは1053+1054よりも、この1051+1052です。理由はこの車両は記念すべきジェットカーの試作車で、相当いじられた車両だったからです。
3.1052+1051 (岡田~羽間:1994年3月)
1051+1052は元阪神ジェットカー試作車である5001+5002でした。共に1954年製ですが、5001は日本車輌製、5002は川崎車輌製で、それぞれメーカーの思惑も反映されて、微妙に仕様が異なっていました。ある意味厄介な車両でしたが、阪神を廃車となった1977年に琴電にやって来ました。しかし、琴電では厄介な部分は排除して大胆にも手持ち部品でジェットカーを吊掛車にしてしまいました。なんとも哀れなジェットカーでしたが、1984年に再びカルダン車に復活しました。
4.1051+1052 (羽間~岡田:1994年3月)
1051+1052の前身だった元阪神5001+5002は、新製時は湘南スタイルでした。おまけに3ドアの通勤車でありながらセミクロスシート車であったことから窓配置も量産車とは異なりました。琴電移籍時に2ドア化されたスタイルは同僚の1053+1054に比べて田舎臭さを感じます。
5.1070形2連 (羽間~岡田:1994年3月)
再び1070形です。この付近は峠になっており、琴平行の列車は25‰程の登り勾配を上がってきますが、この程度の勾配なら全く問題ありません。
6.1070形2連 (羽間~岡田:1994年3月)
琴平まであと4km程です。この辺は讃岐平野の西端で山間部のような雰囲気です。 民家の数も少なく金毘羅山がなければ、ここに鉄道は通っていなかったと思います。
7.1080形2連 (羽間~岡田:1994年3月)
羽間駅近くの高台から俯瞰撮影してみました。この付近には讃岐平野には欠かせない農業用の溜池が点在しています。低い位置からでは判りませんが、高台にあがると良くわかります。