魔境探検のその3は、この軌道のメインストリートである長い直線区間の様子です。その先には怪しい工場設備がありました。ここは鉱山とは言うものの、粘土の採掘はしておらず、どこからか持って来た粘土の原料を加工して粘土を精製する工場の様でした。
掲載写真は、下図の⑬~⑱です。
写真⑬
写真⑬はウインチ小屋のある分岐を支線側から写したものです。この辺は地面に粘土が堆積しており、雨上がりだったのでスニーカーはグチャグチャでまともに歩けないほどでした。
写真⑭
写真⑭は。本線の直線区間からウインチ小屋方向を写したものです。この区間も乾燥棚が設置されています。乾燥棚がない側には側溝があり、この左側のブッシュの向こうは住宅地です。
写真⑮
写真⑮の地点から少し工場側に移動するともう1カ所踏切があり、さらにその先には支線に分かれる分岐が2カ所あります。この支線は少し高台に上がっていますが、ウインチはなく、草むらになっていたので、当時は使用されていない様でした。
そして、この先の本線は更に直線が続き、軌道の両側に乾燥棚が設置されていました。この区間には大きな木が茂り、薄暗く妖怪でも出て来そうな異様な雰囲気でした。もし、ここに機関車がいたら、それは素晴らしい情景になっていたと思います。
写真⑯
本線の直線区間を進み、写真⑯は工場の入り口です。直進すると工場の建物に入ります。ここにも分岐があり、左に進むと別の建物に入ります。正面の建物内には粘土板を満載したトロッコが留置されていました。
写真⑰
写真⑰は写真⑮の分岐を反対方向に写したものです。軌道脇には大きな木が茂り、トンネルのようです。この軌道が廃止された後、1993年にもここを訪れたことがありました。その時は、この直線区間が生活道として活用されていました。
写真⑱
写真⑱は、写真⑯の分岐を左に曲がった方向を写したものです。この先右に分岐する軌道と直進する軌道共に工場の建物の中に入ります。さて、この工場内はどうなっているのか?とても気になります。