ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第630話 1989年鹿島:刺客現る!!(その3)

この年は、関東鉄道常総線の雑多な旧型気動車達が一斉淘汰された年でした。廃止後の筑波鉄道に保管されていた気動車達もとうとう解体されてしまい、気になるのは鹿島鉄道の旧型気動車の動向です。鹿島鉄道には、この年の6月に新車が投入され、8月に様子を伺いに出向きましたが、とりあえず旧型車は無事でした。そして、12月にも様子を伺いに出向きました。

 

1.キハ601 (玉造町~浜:1989年12月)

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 この日も新車が来ない浜へ向かいました。12月ともなれば、もう初冬の景色です。朝は少し冷え込んだので、霞が浦には靄がかかっていました。やはりこの景色には湘南型が似合うのですが・・・・。

 

2.キハ601 (玉造町~浜:1989年12月)

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 キハ601はこの日も元気でした。まだ冷房改造前でしたが、もう冷房はいらない時期なので、車両は古いですがKR500形を気にせず、めいっぱい走っていました。

 

3.キハ432 (玉造町~浜:1989年12月)

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 この日も日中は、キハ600形とキハ430形が走っていましたが、期待の道産子気動車は走っていませんでした。道産子気動車はワンマン化されていなかったので、基本的にラッシュ時の連結運転限定になってしまった様でした。

 

4.キハ431 (玉造町~浜:1989年12月)

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 ところで、この時期の鹿島鉄道沿線は、春とは異なった郷愁が漂っており、撮影に申し分ありません。この日は穏やかな秋晴れとなり、煤けた気動車に沿線のススキが非常に馴染んでいました。

 

5.キハ432 (八木蒔~桃浦:1989年12月)

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 同じ車両ばかりなので、撮影場所を少し移動して、ここは八木蒔の近くです。本当はもっと別の場所にも移動したかったのですが・・・。

 

6.キハ432 (八木蒔~桃浦:1989年12月)

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 この日は、土曜日だったので貨物が走ります。貨物は何両で来るかわからないので、長大編成が来ても大丈夫なように、今回はこの周辺で撮影することにしました。