ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第733話 1991年鹿島:昭和ノスタルジーを求めて(その2)

今回も鹿島鉄道の続きですが、1年後の1991年4月の様子です。

この1年間、鹿島鉄道は車両の動向に変化はありませんでした。よって、一安心と言ったところですが・・・。

 

1.石岡機関区 (石岡:1991年4月)

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 石岡機関区には湘南顔の気動車が集っていました。まさに「湘南型気動車天国」です。平和な時代でした。しかし、ここで昼寝している車両は出番がないと言うことです。

 

2.キハ713+キハ711 (石岡:1991年4月)

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 NDCのKR-500形導入で廃車が懸念された芦別三兄弟のキハ711~キハ713は健在でした。しかし、KR-500形の増備が計画されており、予断を許さない状況でした。

 

3.キハ714+キハ712、キハ715 (石岡:1991年4月)

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 もちろん、夕張兄弟のキハ714、キハ715も健在でしたが、ワンマン化は見送られており、いつまでも安泰とは言えませんでした。

 

4.DD902、キハ432(新塗装)、キハ431 (石岡:1991年4月)

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 そして、キハ431、キハ432も当然健在ですが・・・。

機関車の後ろにいるキハ432が変な色になっていました。どうしてこうなってしまったのか? もしかして、他の車両も、いずれこうなってしまうのか? 鳥肌が立ちました!

 

5.DD902 (石岡:1991年4月)

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 DD902も綺麗に再塗装されましたが、こちらは従来通りの正しい塗装です。

キハ432の新塗装に気分が悪くなったので、本線撮影に出向きました。

 

6.キハ602 (玉造町~浜:1991年4月)

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 本線に出て、ホッとしました。

本線ではキハ602が運用されていましたが、この車両は従来通りの塗装でした。しかしながら、この車両にあの塗装はNGです。

 

7.キハ602 (玉造町~浜:1991年4月)

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 まさか、この老体にはあんな塗装はしないだろと、鹿島鉄道を信じるしかありませんでしたが・・・。

 

8.キハ431 (玉造町~浜:1991年4月)

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 キハ431がやってきました。新塗装のキハ432が来なくて良かったです。しかし、この車両も、そのうち新塗装になってしまうと思われました。もしかして、旧塗装の撮影はこれが最後になるかも知れませんでした。NDCが導入され、在来車の塗装変更も始まり、いつまでも昭和にすがりついてはいられなくなって来ました。