一畑電鉄に来る度に思いますが、わざわざここまで西武電車の撮影をしに来たのではありません。やはり、一畑オリジナルのデハニ50形、デハ20形を撮影しないと意味がありません。
1.クハ181+デハ81 (大寺~美談:1994年4月)
しかし、この日は日曜日です。気合を入れて早朝からスタンバイしましたが、魔の休日ダイヤです。一畑電鉄の正月初詣ダイヤを知る者にとっては、なんとも淡白ですが、これが本来の姿です。
2.クハ181+デハ81 (大寺~美談:1994年4月)
次々と列車はやって来ますが、80系ばかりです。
これはもしかして、最悪のパターンか?
3.デハ81+クハ181 (美談~大寺:1994年4月)
元西武の湘南電車である90系すら現れません。どうやら食パン80系は全車総動員の様です。
4.デハ83+クハ183 (美談~大寺:1994年4月)
この80系ですが、元は西武451系です。国鉄101系を意識した簡素なデザインで見た目はカルダン車の様ですが、どっこい吊掛車です。よって、80系も旧型車と言えばその通りです。80系の臓物は国鉄の廃車発生品であり、グレードも低く、応急的に安く仕上げた感じです。
5.デハ83+クハ183 (美談~大寺:1994年4月)
この当時、元西武451系は一畑電鉄以外に上信電鉄と三岐鉄道にもいました。ローカル私鉄にはちょうど良い中古車だったのかも知れません。しかし、この頃になると、大手私鉄も吊掛車の放出が底を突き、初期のカルダン車がお払い箱となり始め、ローカル私鉄も転換期を迎えることになります。一畑電鉄もその流れには従わざるを得なかったようで、まもなく車両の体質改善として、中古のカルダン車導入となります。
6.クハ183+デハ83 (大寺~美談:1994年4月)
結局、今回は80系の写真ばかりになりました。日曜日はラッシュがないので、増結もなく、当然赤電のデハニ50形も登場しません。「残念な日曜日」ですが、まだまだ時間はたっぷりあるので、惰性で撮影が続きます。