ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第767話 1994年高松琴平:リベンジの琴平線ラッシュアワー(その2)

この時点で、琴平線に吊掛車として残っていたのは、1013+1014、1017+950、810+820、1061~1063だけでした。このうち、1061~1063は増結用の両運車で、1017+950と810+820は仏生山~高松築港間の朝ラッシュ限定運用専属になっていたので、今回の撮影チャンスとしては、1013+1014の1本だけでした。

 

1.1014+1013+1080形2連 (畑田~陶:1994年7月)

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 なかなか現れない吊掛車でしたが、ついにやって来ました。

後方の2両は1080形なのが残念ですが、吊掛車の顔が取れたので贅沢は言えません。1014+1013は琴電で吊掛車に改造された元三岐のカルダン車です。先程撮影したカルダン車の1016+1015とは兄弟車なので外観は全く一緒です。写真では違いがわかりませんが、走行音が全く違います。ところで、この列車は滝宮行きなのですぐに戻って来ます。

 

2.1032+1031+1080形2連 (畑田~陶:1994年7月)

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細目の1032が再び登場です。1020形も非冷房なので夏場は敬遠される存在です。なんとなく後ろの冷房車が混んでいる様に見えました。ところで、私は炎天下で汗だくです。スーツ姿での撮影でしたが、背広は高松築港のコインロッカーに預けて来たので身軽ではあるものの、高松の7月は酷暑です。

 

3.1074+1073 (畑田~陶:1994年7月)

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 ラッシュ時なのにこの列車は2連ですが、これは逆方向の琴平行きです。この列車が折り返してくる頃にはラッシュは終わっているはずです。

1070形もあまり興味がない車両でしたが、もうこの車両も現存しませんので、カットせずにアップします。

 

4.1072+1071+1080形2連 (畑田~陶:1994年7月)

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 次は再び吊掛車かと思っていたら、つまらない4連でした。

 

5.1014+1013+1080形2連 (畑田~陶:1994年7月)

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そして、吊掛車の再登場です。もうこれが撮れたので後は野となれ山となれですが、この日の1014+1013の運用が気になりました。吊掛で非冷房なので、恐らく折返し入庫のパターンかと思われました。

 

6.1030+1029+1080形2連 (畑田~陶:1994年7月)

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  しかし、まだラッシュは終わっていません。今度は本日初登場の1030+1029です。この車両もカルダン化された1020形ですが、細目ではなく、オリジナルの顔です。一時期琴平線を制していた1020形ですが、吊掛車で残っていたグループの廃車が進み、この時点で僅か2本だけになっていました。

 

7.1052+1051 (畑田~陶:1994年7月)

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 また元ジェットカーがやって来ました。運用列車は一巡した様です。これだけ撮れば十分です。炎天下で脱水症状になりそうだったので、この場はこれで撤収です。