ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第773話 1993年関東(常総):水海道の終焉(その2)

水海道機関区は解体されましたが、新しい機関区が出来ました。

それは以前、旧型気動車が廃車留置されていたあの場所です。新しいものには興味がありませんが、とりあえず見に行きました。

 

1.キハ008+キハ007 (南水海道(信)~水海道:1993年1月)

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 新しい機関区に行く道中、列車が頻繁にやって来たので撮影しましたが、もう古い車両はありません。

 

2.キハ008+キハ007 (南水海道(信)~水海道:1993年1月)

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 やたらと列車がやって来るので、何かあったのかと思いましたが、営業列車ではなく回送列車です。これは給油のための入庫列車のようです。以前は、水海道に機関区があったので、給油もすぐにできましたが、もう水海道には給油設備もなく、列車は新しい機関区まで出向いて給油となりました。よって、この区間の列車の頻度はかなり多いです。

 

3.キハ3514+キハ3513 (南水海道(信)~水海道:1993年1月)

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 キハ350形もやって来ました。この車両はあと何年使用されるのか?

しかし、取手の事故はこの車両の立場を大きく変えてしまった様でした。

 

4.キハ008+キハ007他 ((新)水海道機関区:1993年1月)

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 そして、ここが新しい機関区です。雑草ボウボウの原野だだったとは思えません。2年程前にここに留置されていた旧型気動車の廃車体が偲ばれます。車庫内は明るく、留置線にはバラストが撒かれ、もう泥で汚れる心配もありません。

 

5.キハ008+キハ007他 ((新)水海道機関区:1993年1月)

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 先程走行を撮影したキハ008+キハ007がいました。なにやら足回りを点検している人が見えますが、エンジンの調子が悪いのか、キハ008の車体側面が煤で汚れています。明るい車体色は汚れが目立ちます。

 

6.DD502 ((新)水海道機関区:1993年1月)

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 検修庫の隅には、DD502がいました。塗装も綺麗に塗り直されていました。その後、この機関車は新車の線内甲種輸送で活躍しますが、保線用にはデカ過ぎ、老朽化も目立って来ました。ついこの前、処分に困って売りに出されましたが、どうなったのか?

 

7.キハ301,キハ306,キハ3516,キハ902他 ((新)水海道機関区:1993年1月)

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 車庫の南側は道路に面しており、留置車両の見学ができました。皆同じ車両かと思って、適当に撮ったのがこの写真でしたが、よく見ると左端はトップナンバーのキハ301で、まだ行先表示復活前。その隣はプロテクターなしのキハ300形。その隣はキハ350形。そして右端はモドキのキハ900形。食パン気動車の見本市です。