ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第805話 1994年高松琴平:こだわりの西前田付近(その3)

琴電長尾線志度線の分離は、瓦町の駅ビル化に伴うものでした。どんな駅になるのかわかりませんでしたが、駅ビルと言うことは、もう線路を横断して乗り換えるような古典的な駅ではなさそうです。と、言うことは、もう露天で列車の撮影もできなくなるのか?

 

1.870+750 (西前田~水田:1994年7月)

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さて、話を撮影に戻します。 この日のお楽しみは、870+750でした。まだ梅雨明けではありませんが、なんとか天気ももち、夕方まで粘った甲斐がありました。天気の良い日の夕暮れは、光線状態も穏やかです。

 

2.36+35 (西前田~高田:1994年7月)

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 夕方になり、列車本数も増えて撮影に気合が入ります。夢中になって撮影していると、犬の散歩中のオジサンに声を掛けられました。そのオジサンいわく、「いつもご苦労さんです!」。「エッ」と思い「ハッ」と気が付きましたが、いつだったか?ここでこのオジサンに声を掛けられた記憶が蘇りました。確かその時もこの時間帯で、犬も一緒で、私はスーツ姿でした。ちなみにこの日も私はワイシャツですがスーツ姿でした。やはりスーツ姿は目立つのか? そしてこのオジサンからもう一言。「春にも来てましたよネ!」。「ドキッ・・・」その通りです。いつしか監視までされていた様ですが、とうとう地元の人に認知されるほど、ここに通い詰めたと言うことです。複雑な心境です。

 

3.34+33 (西前田~高田:1994年7月)

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 地元のオジサンに励まされて撮影続行です。同じような写真ばかりですが、ただ撮っているだけではありません。陽が傾くに連れて、刻々と色合いが変わって来ます。

 

4.130+325 (西前田~高田:1994年7月)

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この時期は一年で一番陽の長い季節です。ここでは日没間際までまだまだ撮影は続きました。

 

5.25+26 (西前田~水田:1994年7月)

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そして、ここからは翌日の日曜日の朝です。 日曜日はラッシュがないので、朝一で志度線に行きました。しかし、房前で朝の3連を撮影したものの、レアな車両は走っていない様だったので、再び西前田に来てしまいました。

 

6.35+36 (西前田~水田:1994年7月)

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 しかし、この日も30形は3本ともフル運用でした。これなら志度線に腰を据えた方が良かったと、後悔しましたが、長尾線に来てしまった以上はここで撮影です。

 

7.120+500 (高田~西前田:1994年7月)

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この日も晴天です。もう梅雨は開けてしまったのか、朝から暑かったです。 

120+500が来ました。この2連は昨日同様です。どうせなら1000形同士や5000形同士の連結が見たいところですが、その様な運用は、なぜか見たことがありません。