この日は晴れたので、立山砂防に行こうか悩みましたが、晴れているのは平野部だけの様で、山の方は厚い雲に覆われており、期待の立山連峰も見えません。この様子では、この日も立山は雪なのかも知れません。手堅く富山地鉄の撮影に踏み切ったのは正解の様でした。
1.モハ14760形2連 (下段~釜ヶ淵:1993年5月)
旧塗装の14760形が山を下って来ました。この辺りでは午後になると陽の向きが列車の真横を照らします。
2.モハ14760形2連 (下段~釜ヶ淵:1993年5月)
富山平野はGW頃にはもう田植えが終わっていました。晴れれば立山連峰を望む良い景色となりますが、なかなか思う様になりません。
3.モハ14760形2連 (釜ヶ淵~下段:1993年5月)
海側を向くとスッキリ晴れています。どうも日本海側から流れる湿った空気が標高の高い立山連峰に遮られて、この辺の上空で雲が発生している様です。これではいつまで経っても立山連峰は現れません。
4.モハ14720形+クハ170形 (下段~釜ヶ淵:1993年5月)
山は曇っていても、列車には十分に陽が射しているので不思議な光景です。
5.クハ170形+モハ14720形 (釜ヶ淵~下段:1993年5月)
ところで、本来この辺も田圃のはずですが、休耕田の様です。せっかく田植えの時期を狙って来たのにがっかりです。こんなに休耕田が増えているのは、相当米が余っていたからなのか?しかしながら、この1993年は近年まれに見る冷夏となり、減反も影響してか、一転して米不足となった年です。「平成の米騒動」とも呼ばれていましたが、その頃「タイ米」を食べた記憶があります。
6.モハ14760形2連 (下段~釜ヶ淵:1993年5月)
休耕田も緑一色で春の装いです。旧塗装のモハ14760形が牧歌的な風景を走ります。やはりこの雷鳥塗装が一番似合います。