ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第886話 1993年野上:稔りの秋、そしてあと半年

この頃、毎月の様に野上電鉄を訪問していました。この日も出張先の広島から金曜日の晩に海南に移動し、土曜日の朝から撮影です。毎度のことながら、常宿のビジネス旅館に泊まり、早朝の出庫バスで動木へ向かいました。

 

1.モハ27+モハ32 (動木~紀伊野上:1993年9月)

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 まだまだ暑い日が続いていましたが、9月の中旬にもなると、朝は陽の高さが低くなり、野上谷に陽が射すかどうか微妙な感じでしたが、セーフでした。

 

2.モハ27+モハ32 (動木~紀伊野上:1993年9月)

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 この日の日方行の2番列車は、モハ27+モハ32でした。半年後に廃止が決定していても、朝のラッシュ時は2連でなければなりません。

 

3.クハ104+モハ31 (動木~紀伊野上:1993年9月)

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 続いて登山口行の始発列車である、クハ104+モハ31がやって来ました。この日は裏技のバスで来たので、始発列車の撮影ができましたが、電車で来ると、早くてもこのクハ104+モハ31に乗ることになります。やはり出庫バスには感謝です。

 

4.クハ104+モハ31 (動木~紀伊野上:1993年9月)

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 そして、このクハ104+モハ31は折返しの日方行です。クハ104は唯一運用に残った制御車です。野上電鉄の元阪神電車の中では、最も原形を留めた飾り気のない車両でした。

 

5.モハ26+モハ24 (動木~紀伊野上:1993年9月)

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 朝は次々と2連がやって来ます。今度はモハ26+モハ24です。後ろのモハ24は、アーモンドチョコのままです。

 

6.モハ27+モハ32 (動木~紀伊野上:1993年9月)

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 ようやく、野上谷の下の方まで陽が射してきました。貴志川の流れが涼しげです。再び、モハ27+モハ32です。朝の2連運用は2往復走るので撮影のチャンスは十分です。

 

7.モハ26+モハ24 (動木~紀伊野上:1993年9月)

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 ところで、線路脇に横たわるコンクリ―ト製の架線柱は、撤去もされずそのままです。

無駄な投資に終わってしまった様ですが、転用はできたのか?