ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第939話 1995年海外編:いきなりシンガポール(その3)

今回は、このシンガポールの投稿のきっかけとなったマレー鉄道の話題です。しかし、私はマレー鉄道には乗車しておらず、撮影もマレーシアではなくシンガポールです。

 

1.シンガポールの地図(マレー鉄道シンガポール駅周辺)

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現在、マレー鉄道のシンガポール駅は廃止されました。もうマレー鉄道の国際列車はシンガポールには乗り入れておらず、この先、新たな高速鉄道が建設されて別な形で国際列車が復活するのかわかりません。今回は良き時代のマレー鉄道シンガポール駅界隈の様子です。

 

2.マレー鉄道車両基地 (シンガポール:1995年5月)

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まず、シンガポールとマレー鉄道の関わりですが、シンガポールはマレーシアから独立した国家であり、マレーシア時代にマレー鉄道が開通しています。シンガポール独立後は、マレー鉄道は国境を越えて乗り入れを継続しましたが、長距離列車以外にもジョホール海峡を挟んだ2国間の短距離利用が結構多いことから、シンガポールジョホール・バル間の短距離列車もレールバスで運行されていました。

 

3.マレー鉄道車両基地 (シンガポール:1995年5月)

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この時は、時間に余裕がなかったので、列車の乗車は諦めて、マレー鉄道のシンガポール駅周辺の撮影に特化しました。

 

4.マレー鉄道車両基地 (シンガポール:1995年5月)

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しかしながら、初めてのシンガポールなので、土地勘が全くなく、「地球の歩き方」を片手にフラフラ歩いて、マレー鉄道の車庫を目指しました。途中、お祭りの様な大行列に遭遇しましたが、後から会社の現地スタッフに聞いたら、それは葬列とのことで、安易に撮影しなくてよかったです。スコールにも遭いました。草むらで体長1m程のイグアナ?にも遭いました。やはり、シンガポールは熱帯です。

 

5.マレー鉄道車両基地 (シンガポール:1995年5月)

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・・・・で、ようやく操車場らしき場所に辿り着きましたが、固いガードに守られており、敷地に入れませんでした。どうやらここは、国外扱いの様です。手前が貨車のヤードです。よーく見ると奇妙な貨車も・・・。そして向こうの方は客車の車庫の様で、庫内にはレールバスらしき車両も見えます。望遠レンズが欲しいところですが、これらの写真も、「写ルンです」で撮ったもので、これが限界です。

 

6.マレー鉄道車両基地 (シンガポール:1995年5月)

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古風な貨車や国際列車用の客車も見えます。仕方ないので周囲から適当に撮影しましたが、よく見ると撮影禁止の標識が・・・。何かと罰則に厳しいシンガポールなので、捕まっては大変です。しかし、撮ってしまったものはどうにもならず、とっとと退散です。