ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

号外2024.05.14:タンク・タンク・タンク・・・(その4)

この日、私が塩浜を訪れたのは、タンク車を見るためではありません。神奈川臨海鉄道の機関車を見るためでした。話題がかなり脱線してしまいましたが、機関車の話題に戻します。

 

1.操車場のタンク車群とDD (川崎貨物駅:2024年4月)

この日は朝が早すぎたのか、それともGWだったからなのか、川崎貨物駅は閑散としており、機関車もタンク車と共に朝日を浴びて日向ぼっこです。

 

2.DD5518 (川崎貨物駅:2024年4月)

操車場にはDD5518とDD602が出ていました。手前のDD5518のキャブ側面には、神奈川臨海鉄道60周年記念の表記が施されていました。この鉄道の設立は1963年です。奇遇にも私と同じ歳です。さすがに開業当初の機関車はもういませんが、全車が液体式のDDです。

 

3.DD602、DD5518 (川崎貨物駅:2024年4月)

以前、第874話神奈川臨海鉄道(塩浜)の1991年の様子をお伝えしていますが、その時点では、まだDD5518以降の機関車は導入されていませんでした。今回訪問時の在籍機関車(本牧線を含む)の車歴を以下に示します。

① DD55形の車歴

・神奈川臨海DD5514,16,17:1976,79,81年富士重工

・神奈川臨海DD5518,19:1992,94年富士重工

DD55形は、1963年から1994年までに、19両(東急車輛製の異仕様のDD5511を含む)が全て自社発注で導入されました。貨物輸送減少と共に1980年代後半から廃車が進みましたが、1990年代にマイナーチェンジ車のDD5518,19が直噴式エンジンを搭載して導入されました。

 

4.操車場のタンク車群とDD (川崎貨物駅:2024年4月)

② DD60形の車歴 

・神奈川臨海DD601,2,3:2005,6,14年日本車輌

一番新しい機関車はDD60形ですが、DD60形は3両新製され、これによりDD55形の廃車も進みました。

 

5.DD5518、DD602 (川崎貨物駅:2024年4月)

旧タイプのDD55形がまだ3両在籍していますが、これもいずれは新車に置き換わるのか?。もしかしたら、そろそろ電気式ディーゼル機関車が導入されるのかも知れません。

 

6.DD5518 (川崎貨物駅:2024年4月)

このDD5518とDD5519は直噴式エンジン搭載なのでまだ廃車対象にはならないと思いますが、環境的にだんだん肩身が狭くなってきました。しかし、入換機に高価な電気式ディーゼル機関車を導入するのはいかがなものか。私的には、水素エンジンの汎用化を期待したいところです。

 

7.DD5518 (川崎貨物駅:2024年4月)

神奈川臨海鉄道の貨物輸送は、貨物輸送量の減少で支線の縮小など、最盛期からかなり寂しくなってしまいました。しかし、これらの機関車が健在なうちに、貨物列車の撮影に訪れたいと思います。平日でないと走らない貨物列車がある様で悩ましいですが・・・。

 

8.DD603 (川崎貨物駅:2024年4月)

開業60周年記念のヘッドマークを付けたDD603がいました。この機関車が現在のところ一番新しい2014年製です。

 

9.操車場南端部の様子 (川崎貨物駅:2024年4月)

さて、こんどは操車場の南側に移動です。そちらの方には行ったことがなかったので、何があるのか興味深々でしたが、これと言ったものはなく、空振りかと操車場を跨ぐ陸橋から何気なく操車場の写真を撮ったら、真ん中あたりに、何か気になるモノが写っています。

 

10.元日新D504 (川崎貨物駅:2024年4月)

年甲斐もなく、陸橋の欄干によじ登り、ズームアップすると・・・・。どこかで見たことがある青い機関車が留置されていました。スマホのズームでは、これが限界ですが、これは紛れもなく根岸にいるはずの日新所有のD504です。この機関車は1981年新潟鐵工所製の50t機です。1992年当時のD504については、第875話をご覧ください。

 

11.元日新D504 (川崎貨物駅:2024年4月)

なぜ、ここに根岸のD504がいるのか?。ずいぶん前から、ここにいる様にもみえますが・・・。

ところが、その後ネットで根岸のD504が、新車であるNDD5603の導入により運用離脱し、神奈川臨海鉄道に売却された記事を見つけました。ちょうどこの日にトレーラーで輸送されて来たばかりだった様で、このあと神奈川臨海鉄道の塩浜機関区へ移動されたとのことです。まさかのサプライズでした。

この日は暑くなってきたので、昼前でしたが撤収です。今年のGWは久々の塩浜三昧でしたが、これからも川崎・鶴見の臨海地帯彷徨は続きます。

おわり