この日の豊橋は、時々薄日が差しましたが、まだ梅雨の真っ只中なので、天気がスッキリしません。しかし、昇圧前の撮影は今回が最後になりそうだったので、とにかく旧型車を追いかけました。
1.ク2701+モ2701 (向ヶ丘~大清水:1997年6月)
豊橋鉄道の撮影は、1995年にラッシュ時の撮影を行いました。その様子は第1021話~第1025話でお伝えしましたが、その際に撮影場所のめぼしを付けていたので、手っ取り早く、今回も同じ場所へ向かいました。
2.モ1955+モ1905 (向ヶ丘~大清水:1997年6月)
ここは、線路際の空き地です。ロケーション的には、あまり良くありませんが、沿線には開けた場所が少ないので仕方ありません。まあ、車庫内では狭くて車両の形式写真が撮れないので、車両主体の写真を撮るには好都合な場所でした。
3.モ1851+モ1801 (向ヶ丘~大清水:1997年6月)
古き良き時代の元名鉄電車がやって来ました。もう少し日差しが欲しいところです。この電車は元愛電の特急車であるデハ3300系の車体を流用し、旧国の足回りを合体した電車です。非貫通3扉化されて原型を損ねていましたが、昭和初期の雰囲気は留めていました。仲間が北陸鉄道や大井川鉄道にも譲渡されましたが、この時点では豊橋と大井川に残るのみでした。
4.ク2701+モ2701 (向ヶ丘~大清水:1997年6月)
この電車も古そうな感じですが、戦前製の元西武電車の成れの果てです。この電車は1900系導入時に雑多なグループと一緒に廃車になるのかと思っていましたが奇跡的に残りました。しかし、もう見納めです。
5.モ1956+モ1906 (向ヶ丘~大清水:1997年6月)
1900系は言わずもがなの元名鉄5200系ですが、渥美線の近代化に貢献した記念すべき車両です。導入からちょうど10年になりましたが、まだまだ捨てるにはもったいない車両です。
6.モ1955+モ1905 (向ヶ丘~大清水:1997年6月)
しかし、翌月にはかつての同僚でる名鉄7300系に追い出されてしまうとは、しかも、昇圧を機に、まさか旧性能化されてしまうとは・・・。