ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1520話 1998年海外編(ブリュッセル):28年前の記憶を辿る。

ブリュッセル視察の第3弾です。記憶によると、この日はトラム39系統、44系統の沿線撮影(第1403話 ~第1405話)を行った後で、トラムミュージアムを拝観し、午後は39系統、44系統の起点であるMontgomeryから接続する81系統の撮影を行った様な気がしますが、ちょっと記憶が曖昧です。

 

1.現在のメトロ+トラム(プレメトロ含む)路線図(STIB路線系統図から抜粋)

今回の撮影場所を現在の路線図に示すと上図の黒枠で囲った辺りです。上図には緑色の81系統の路線が確認できますが、1998年当時と比べると、起点のMontgomeryは変わっていませんが、路線の見直しがあった様で、行先が全く異なります。

 

2.今回の撮影地点(路線図は1998年当時のもの)適宜拡大してご覧下さい。

上図は撮影場所を1998年当時の地図に黒枠で示したものですが、撮影当日は特に目的もなく、行き当たりばったりでトラムを追いかけていたので、撮影場所の特定が大変でした。

 

3.今回の撮影地点拡大図(路線図は1998年当時のもの)

撮影は写真から判断して、上図黒枠内の右上のMontgomeryからMerodeを経由して左下のVan Geleまでの間で行った様です。

 

4.7710編成 (Montgomery:1998年7月)

39系統、44系統の起点であるMontgomeryは、一見プレメトロの様な地下の電停になっていました。この当時、Montgomeryを通る23系統と90系統の路線はプレメトロになっていたので、39系統、44系統もそれに併せて起点のみ地下化されたものと思われます。

 

5.7746編成 (Montgomery:1998年7月)

ところが、地下のMontgomery電停から地上に上がると、木立の中に81系統の電車が止まっていました。

 

6.7746編成 (Montgomery:1998年7月)

ここは、81系統の折返しループ線で、停車中の電車は待機中の様でした。路線図を見ると、この路線は81系統と82系統の電車が走っていた様です。

 

7.7746編成 (Montgomery:1998年7月)

巨大な街路樹とトラムが不思議な雰囲気ですが、このループ線はロワ通り(Rue de la Loi)の東端にあるMontgomery広場の一角にありました。この頃のトラムは両運車で運行されていたので、路線終端にループは必要ありませんでしたが、昔の名残なのか、どの電車もループ線を使用していました。

 

8.7746編成 (Montgomery:1998年7月)

ここは81系統のMontgomery電停です。当時の81系統は、ここから一旦南下し、ブリュッセルのインナーリング中心部をプレメトロで北上して、ブリュッセル北西部のHeysel(ブリュッセルエキスポ公園)へ至る、結構ロングランでした。なお、現在の81系統は路線が見直されて、Montgomeryからブリュッセル南西部のMariusRensrdまでの路線になっています。

 

第1519話 1996年南海(高野):山岳地帯に踏み込む!(その3)

この日は新しい撮影場所を求めて九度山駅から歩き、偶然見つけたミカン畑から、南海高野線の俯瞰撮影をしました。幸い障害物もなく、期待通りの撮影ができたと思いますが、肝心のアオ虫だけが撮れませんでした。

 

1.21000形4連(新塗装) (九度山~高野下:1996年6月)

ちょっと曇ってきました。もう梅雨に入りそうな時期なので仕方ありません。新塗装のズームカーが山を下りて来ました。もう、運用列車は一巡しました。

 

2.21000形4連(新塗装) (九度山~高野下:1996年6月)

そろそろ、この場所も飽きて来たので、更に登って別の撮影ポイントを探そうかと思いましたが、この先は、道路が山中に入って行くようで、あまり期待できません。

 

3.21000形4連(新塗装) (九度山~高野下:1996年6月)

もう少し、ミカン畑の端の方に移動しました。これが上流側が撮影できる限界の場所です。200㎜の望遠で撮るとこんな感じです。三脚なしでは辛い撮影です。奥の方に赤い鉄橋が見えますが、この鉄橋を渡るとトンネルがあり、トンネルを抜けると高野下です。ちなみに、高野山森林鉄道はトンネルではなく、南海の鉄橋をくぐって、蛇行する川沿いを走っていました。高野山森林鉄道については、いずれ調べてみたいと思っています。

 

4.22000形2連×2 (九度山~高野下:1996年6月)

結局、元の場所に戻りました。再び通勤ズームカーがやって来ました。また晴れてきましたが、これを撮ったら山を下ります。

 

5.22000形2連×2 (九度山~高野下:1996年6月)

ところで、通勤ズームカーはその後、山を下りて支線用に転用されましたが、あれから30年が経ち、4両が銚子電鉄に譲渡され、今も健在です。

 

6.22000形2連×2 (高野下~九度山:1996年6月)

結局、この日はアオ虫が現れませんでした。まったく骨折り損のくたびれ儲けとは、このことでした。また、ここに来なければなりませんが、これからが暑くなる季節でした。

第1518話 1996年南海(高野):山岳地帯に踏み込む!(その2)

この日はアオ虫が走っていないようでしたが、せっかく山の上まで登って来たので、早々に引き上げるのは勿体ないと思い、しばらく撮影を続けました。

 

1.21000形4連(新塗装) (九度山~高野下:1996年6月)

アオ虫は来ませんが、残念な塗装のズームカーはやって来ました。この場所からは重いズームレンズでの撮影でしたが三脚がなかったので、息を止めて人間三脚です。幸い明るかったので、シャッタースピードを速くして、手振れの心配はありませんでしたが、ピント合わせが重要です。

 

2.21000形4連(新塗装) (九度山~高野下:1996年6月)

このくらい高い位置から俯瞰すると、Nゲージのジオラマを見ている様です。こういう写真を撮ると、立山砂防の17段スイッチバックでの撮影を思い出しますが、あれに比べれば、この程度の山は何てことありません。

 

3.30000形4連(こうや号) (九度山~高野下:1996年6月)

まだ、この辺りの高野線はそれほど急勾配ではありません。次の高野下辺りから、とんでもない山岳路線に豹変します。

 

4.30000形4連(こうや号) (九度山~高野下:1996年6月)

この場所は、ミカン畑ですが、線路の周りもミカン畑の様です。しかし、時期的にミカンは熟していません。ミカンが色付く秋ごろの撮影が良いかも知れません。

 

5.22000形2連×2 (九度山~高野下:1996年6月)

22000形の4連が来ました。この電車は、本来通勤用の増結ズームカーですが、この頃は4連を組んで高野山を目指しました。

 

6.2000形4連 (九度山~高野下:1996年6月)

そして、2000形の4連貫通編成も惰性で撮ってしまいました。いずれ、アオ虫を撮影するため、ここまで上がって来なければなりませんが、これから暑くなる時期だったので、ためらってしまいます。

第1517話 1996年南海(高野):山岳地帯に踏み込む!

南海高野線は、高野山に向かって九度山駅辺りで、進路をに変えて山岳地帯に踏み込みます。その先は地図を見てもその険しさが良くわかりますが、険しすぎて列車の撮影などできる場所はほとんどありません。しかし、行ってみないとわからないと言うのが正直なところでした。よって、どんなところか行ってみました。今回は、九度山周辺の様子です。

 

1.30000系4連(こうや号) (高野下~九度山:1996年6月)

さて、九度山と言えば古い地図を見ると、高野山森林鉄道の起点が近くにありました。森林鉄道があったと言うことは、やはり山深い地域と言うことです。森林鉄道の廃線跡も気になりますが、今回はとりあえず南海高野線の撮影ポイント探しでした。

 

2.30000系4連(こうや号) (九度山~高野下:1996年6月)

南海高野線に乗ると、九度山~高野下間の車窓から、 川の対岸に森林鉄道跡の道路がチラチラ見えますが、そのはるか上方にはミカン畑の様な一帯が確認できます。もしかしたら、そこから俯瞰撮影ができるかも知れません。早速地図を片手に九度山から歩きました。

 

3.30000系4連(こうや号) (九度山~高野下:1996年6月)

その道中には、森林鉄道だった道路もあり、興味深々な場所でしたが、山の上まで登る道路は舗装された結構立派な道路で、30分ほど歩くと、今回アップした写真が撮れる場所がありました。

 

4.21000系4連(新塗装) (高野下~九度山:1996年6月)

ちょうど、「こうや号」と新塗装のズームカーが撮影できました。ここは大変眺めの良いところですが、200㎜程度の望遠がないと列車が小さくなってしまいます。できれば三脚も欲しいところですが、山登りが結構キツイので身軽を優先した方が良いと思います。

 

5.21000系4連(新塗装) (高野下~九度山:1996年6月)

ところで、この日はアオ虫が現れません。アオ虫は本数が減ったので空振りの様です。アオ虫撮影は、またの機会です。

 

6.2000系2連×2 (九度山~高野下:1996年6月)

アオ虫は現れませんが、2000系は次々とやって来ました。2000形はどんな感じに撮れるのか、試しに撮ってみましたが、やはりステンレスカーは映えません。

近況編22-4 2026年関東(竜ケ崎):そろそろ田植えの季節だ!!(その4)

GWの竜ケ崎線沿線は、田圃に水が張られているものの、まだ田植えは始まっておらず、ちょっと早かったです。おまけに、この日は風が強くて田圃は波打っており、水面に映る列車の撮影が出来ません。

 

1.キハ532 (入地~竜ケ崎:2026年5月)

この日は土曜日だったのでキハ532の運行日でした。やはりこの車両が走っていなければ、天気が良くても撮影に気合が入りません。もし、これがキハ2000形だったら、とっくに帰っていたと思います。

 

2.キハ532 (佐貫~入地:2026年5月)

キハ532をさんざん撮影をしたので、そろそろ帰ろうかと思いましたが、最後の悪あがきでもう一度田圃に行ってみました。素晴らしい五月晴れですが、相変わらず水面は波打っていました。

 

3.キハ532 (佐貫~入地:2026年5月)

こうなると、あらためて風の吹いていない日に撮影をリベンジしなければなりません。しかし、鏡の様な水面に映る列車の撮影は、稲が伸びてしまうと水面が見えなくなってしまうので、これから1カ月程の間が勝負です。

 

4.キハ532 (入地:2026年5月)

そして、キハ532が走る土曜日に晴れるかが問題です。土曜日が晴れなければ、おそらくもう撮影には来ないでしょう。

 

5.キハ532 (入地:2026年5月)

この日の最後の撮影は、入地駅から撮った佐貫行きのキハ532です。こちらの貫通路には幌枠が付いています。のっぺりした顔が引き締まって見えます。この車両は2両在籍するキハ2000形のどちらかが検査入場や故障した際には、もう一方の2000形と連結運転できるので貫通幌を装着しています。

 

6.キハ532 (入地:2026年5月)

キハ532は新潟鉄工が手掛けた、久々の私鉄向け気動車でした。臓物は国鉄キハ20形の廃車再生品流用と言う中途半端な新車?でしたが、直噴式機関に換装されてよく頑張っています。

なんとか風の吹いていない日に撮影のリベンジをしなくてはなりません。

近況編22-3 2026年関東(竜ケ崎):そろそろ田植えの季節だ!!(その3)

本日から3日間仕事の都合で出張となるため、今朝はブログの続きを前倒しに投稿します。

さて、昨今は5月と言えども、晴れると真夏の様相です。少なくともお昼前後は陽射しが強過ぎて撮影にならないほどです。そして紫外線も強烈です。まぶしくて目がおかしくなりそうです。しかし、夕方になると、陽が傾いて光線状態がソフトになりました。彩は更に深みを増して撮影に気合が入ります。

 

1.キハ532 (佐貫~入地:2026年5月)

だんだん良い色が出て来ました。どうせなら、綺麗に撮りたいですね。しかし、風が吹いていなければ、恐らく水面は鏡の様に列車を映していたと思います。なかなか思う様に撮れません。

 

2.キハ532 (佐貫~入地:2026年5月)

再び線路脇からの撮影です。もう夕方ですが、結構明るいので昼間の様です。カメラはオート撮影なので、適当に露出を調節してくれるので、とてもお気楽な撮影ですが、これは明る過ぎる様に思います。マニュアルなら、もう一段絞り込みたいところです。

 

3.キハ532 (佐貫~入地:2026年5月)

畦道の緑が映えます。この様な撮影では、畦道は邪魔な存在なのですが、水面が波打っているので、水面に列車は映らず、こんな時は逆に畦道が良いアクセントになります。

 

4.キハ532 (入地~竜ケ崎:2026年5月)

同じ場所で同じような撮影を続けていたので、飽きてきました。少し場所を移動しましたが、良い場所がありません。ここは入地駅から竜ケ崎方向に数百メートルほど歩いた場所です。この3月の撮影でもこの付近で撮影していますが、この日は午後なので、佐貫寄りが順光です。

 

6.キハ532 (入地~竜ケ崎:2026年5月)

この手前にも田圃はありますが、ちょっと撮影が難しい場所です。そして、送電鉄塔がお邪魔です。ところで、竜ケ崎線の車両は佐貫寄りの貫通路に幌が付いています。キハ532の顔が引き締まって見えます。

近況編22-2 2026年関東(竜ケ崎):そろそろ田植えの季節だ!!(その2)

風はまだ収まりませんが、ときどきピタリと止みます。しかし、列車が来るタイミングとはなかなか合いません。運を天に任せるしかありません。

 

1.キハ532 (佐貫~入地:2026年5月)

少し風が弱まってきました。遠くからかすかな警報機音が聞こえました。これはもしかしてチャンスかも・・・。しかし、列車が来る頃にはまた風が吹き始めました。この写真がそれですが、やはり水面に映るキハ532は鮮明ではありません。

 

2.キハ532 (佐貫~入地:2026年5月)

調子に乗って連写しましたが、真横から撮ると水面は畦道に遮られてしまいました。まあ、水面が見えていても波打つ水面なので、畦道に遮られようがどうでもよいことです。しかし、光線状態や周りの風景の色合いを考えると、水面に映る列車は諦めて、普通に撮った方が無難な様です。

 

3.キハ532 (佐貫~入地:2026年5月)

この日は風が吹いていますが、天気予報によれば夕方まで晴天が続きそうなので、風が止むまで地道に待つしかありません。しかし、水面は波打っていても、この時期ならではの光景が撮影できそうです。

 

4.キハ532 (佐貫~入地:2026年5月)

水面は波打っていますが、青空を反射して結構良い雰囲気です。もう少し離れた位置から思いっきり風景を入れて撮るのも面白そうです。

 

5.キハ532 (佐貫~入地:2026年5月)

ここでは、やはり広角撮影ですね。広角で撮ると空も水面も青色に深みが出ます。陽射しは列車の真横を照らしているので、明るい色のキハ532はとても映えます。

 

6.キハ532 (佐貫~入地:2026年5月)

この彩に癒されます。車両はどうあれ単行の気動車がローカル線らしい良い雰囲気を出しています。架線柱もなく、目立った障害物もなく、竜ケ崎線ならではの光景です。しかし、これで妥協はできません。ひたすら鏡の様な水面を待ち続けます。