ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第460話 1988年新潟交通:盛夏の越後平野(その2)

この日はやはり日曜日なので、同じスタイルの単行電車しか走っていませんでした。半日も撮影すれば飽きてしまいます。 1.モハ14 (燕~灰方:1988年8月) この日この時点で確認できた車両は、モハ12、モハ14、モハ25です。最初から期待はしていませんでし…

第459話 1988年新潟交通:盛夏の越後平野

1988年4月まで、私は仕事の関係で新潟に居ました。その頃は毎週のように新潟交通の電車を撮影していましたが、東京に戻ってからも新潟へ行く機会が多かったので、時々休日を利用して新潟交通の電車を撮りに行きました。 今回は、1988年8月の盛夏の越後平野…

第458話 1989年JR(鶴見):工場地帯のチャバネゴキブリ(その4)

鶴見線は撮影場所がほとんどありませんが、相対式ホームの国道駅では比較的撮影がしやすかったです。 1.クモハ12052 (国道~鶴見小野:1989年4月) 国道駅の鶴見小野寄りには、鶴見川を渡る橋梁があり、かつては鶴見線の旧国が撮影できる場所でしたが、こ…

第457話 1989年JR(鶴見):工場地帯のチャバネゴキブリ(その3)

この頃の土日の鶴見線は、クモハ12形の単行が日中、鶴見から大川と海芝浦に交互に往復する運用でした。 茶色いクモハ12形は、まさにチャバネゴキブリのごとく、ごちゃごちゃした工場地帯を走り回っていました。 1.クモハ12052 (安善:1989年4月) よって…

第456話 1989年JR(鶴見):工場地帯のチャバネゴキブリ(その2)

鶴見線の撮影ポイント探しは大変でした。なにしろ工場の間を通っているので、線路に近づける場所が少なく、運河が行くてを阻みます。 1.クモハ12052 (安善~浅野:1989年4月) さんざん歩いて苦労の末の写真がこれです。ここは浅野~安善間のにある運河に…

第455話 1989年JR(鶴見):工場地帯のチャバネゴキブリ

毎度のフレーズですが、「私は国鉄の車両にはほとんど興味がありません」でした。しかし、こんな旧国の写真を撮っていました。 私より若い年代の方は、こんな茶色い電車がかつて山手線や京浜東北線など首都圏を走っていたことをご存知ないかと思いますが、ち…

第454話 1988年茨城交通:夏の陣を垣間見る

1988年夏、この年も茨交の夏の陣を見に行きました。 この日は、午前中に阿字ヶ浦で少々海水浴を楽しみ、午後から帰り客を運ぶ列車を撮影しました。 1.キハ2000形とキハ22形の4連 (金上~中根:1988年8月) さすがにかき入れ時だけあって、帰りも4連が運行…

第453話 1988年関東(常総):キハ35乱入!!(その3)

この日は天気が良かったので、旧塗装車の活躍を撮影するため、本線に出ました。 取手~水海道間はキハ300形、350形が多く走っているようなので、撮影は水海道よりも北側の三妻の周辺で行うことにしました。 1.キハ314+キハ313 (水海道:1988年10月) キハ…

第452話 1988年関東(常総):キハ35乱入!!(その2)

1988年は私にとっては社会人2年目でしたが、いわゆる下っ端だったので結構忙しく、気が付けば休日も休めない状況でした。そんなわけで日にちだけが過ぎて行きましたが、その後の常総線の旧型気動車が非常に気になり、10月のある日、休日なのに休みを宣言して…

第451話 1988年関東(常総):キハ35乱入!!

1988年の正月に水海道機関区を訪問した際、大量の元国鉄キハ30形、35形を目撃し、いやな予感がしました。それから半年程経った夏のある日に、その後が気になり水海道に向かいました。 1.旧型気動車廃車群 (小絹~水海道:1988年6月) その時、小絹~水海…

第450話 1992年立山砂防:予防保全的処置(その5)

この日は梅雨晴れとは言うものの、晴れていたのは朝のうちだけでした。 小雨も降り始めたので、そろそろ撤収です。 1.保線列車 (中小屋スイッチバック:1992年6月) 続行列車のラストは、保線列車でした。保線作業は列車運行の合間を縫って作業するため、…

第449話 1992年立山砂防:予防保全的処置(その4)

6月頃の立山砂防は、最も活発な時期だと思います。 その年の積雪にもよりますが、水谷まで開通するのはGW前後です。冬季は橋桁なども撤去して冬越しするほどです。この年は、ちょうど輸送が本格化した頃の様でした。 1.回送列車 (天鳥砂防ダム付近:199…

第448話 1992年立山砂防:予防保全的処置(その3)

朝の続行列車は、4本通過して行きました。 あっという間の出来事でした。この日はこれを見るためにわざわざ立山まで出向いたわけですが、見るものを見たので、さあどうするか。 1.資材列車 (天鳥橋:1992年6月) 最後の続行列車を見送ると、ふたたび静寂…

第447話 1992年立山砂防:予防保全的処置(その2)

この時期の立山砂防は奥地の工事現場の設営も終わって、工事が本格的に始まった頃です。奥地を目指す朝の通勤列車は、続行で次々とやって来ました。 1.人車列車 (天鳥橋:1992年6月) 2本目の立山号が牽く人車列車は、アルミサッシで囲った全天候型の人車…

第446話 1992年立山砂防:予防保全的処置

1992年はどういうわけか、立山砂防に3度も出向きました。今考えると、何かに取り憑かれたとしか思えませんが・・・。 その初回は6月の梅雨の合間でした。天気予報を見ていて、富山は梅雨晴れであることを知り、金曜日だったので、就業後にカメラだけ持って…

第445話 1991年名鉄(揖斐):朝の旧型3連を見に行く

1991年9月は、連休を利用して関西方面のローカル私鉄早回りを行いました。 東京から夜行の大垣行き鈍行に乗り、朝一で名鉄揖斐線に寄り道しました。 名鉄揖斐線の朝と言えば、かつてはモ510形、モ520形の3連が有名でしたが、モ520形が引退し、モ510形も主力…

第444話 1990年富山地鉄:高度経済成長期のカルダン車

富山地鉄は地方私鉄では珍しく、早い時期から自社発注のカルダン車が導入されていました。ちょうど高度経済成長期にあたり、立山黒部アルペンルートの開通など、観光需要も追い風になった、羽振りの良い時代だったのでしょう。 ところで、カルダン車とは言え…

第443話 1990年富山地鉄:運輸省規格型のパラダイス(その2)

富山地鉄ではカルダン車に交じって、運輸省規格型の吊掛車が富山平野を駆け回っていました。以前から走行撮影の機会を狙っていましたが、ようやくその機会が来ました。しかし、雨です。 1.クハ13+モハ14713 (越中三郷~越中舟橋:1990年5月) この日は、1…

号外:敬老の日に想うこと

つい先日地下鉄の車内で、隣に座っていたお二人のご老人の会話が衝撃的でした。 ちょうど「敬老の日」でもあり、これからの高齢化社会に向けて、ぜひ皆さんにも考えていただきたいと思い、今回は通常のブログから脱線しますが、「号外」と言うことでご了承下…

第442話 1990年富山地鉄:運輸省規格型のパラダイス

いつしか吊掛車を追い掛けるようになりました。しかし、1990年代になると吊掛車も急激に減少します。その吊掛車を求めて琴電や一畑、名鉄揖斐・谷汲線によく出向きましたが、意外にも富山地鉄には吊掛車が結構残っており、特に戦後の車両不足を補うため登場…

第441話 1989年南部縦貫:赤字が創るメルヘンの世界(その5)

営農大学前~森田牧場前間は、絵になる景色が濃縮されており、この日の午後の撮影は、この区間をウロウロしながら行いました。しかし、列車本数が少ないので、暇つぶしが大変です。営農大学前~森田牧場前間を何度往復したことか。 1.キハ102 (営農大学前…

第440話 1989年南部縦貫:赤字が創るメルヘンの世界(その4)

今回は、南部縦貫鉄道の午後の列車撮影です。午後は3往復運行されましたが、最後の3往復目は季節によっては日没で撮影で来ません。GW頃は微妙な時期です。 1.キハ102 (七戸~森田牧場前:1989年5月) 午後も、七戸から森田牧場方面に歩きながらの撮影で…

第439話 1989年南部縦貫:赤字が創るメルヘンの世界(その3)

南部縦貫鉄道の運行は1日5往復の1列車運用でした。午前中は2往復の列車を撮影し、午後の運用まで時間が空くので、一旦、七戸に戻りました。 1.キハ102 (七戸:1989年5月) 七戸では、キハ102が午後の運用まで昼寝です。この日は終日キハ102が走ります…

第438話 1989年南部縦貫:赤字が創るメルヘンの世界(その2)

南部縦貫鉄道は沿線もメルヘンチックでした。 列車を待つ間、することもなくブラブラ歩いて、森田牧場の馬の写真なんかを撮っていました。 1.森田牧場の馬 (森田牧場:1989年5月) 森田牧場と言えば、サラブレッドの牧場として有名です。 なんとか、レー…

第437話 1989年南部縦貫:赤字が創るメルヘンの世界

南部縦貫鉄道の魅力は、小さなレースバスが走る牧歌的な光景。そして幻想的でメルヘンチックな世界観でした。 しかしながら、現実はそんな甘いものではありません。国策に翻弄され開業時から経営はさんざんな状況で、お伽の国のレールバスは常に火の車だった…

第436話 1984年東金商店街:いにしえの商店軌道(その3)

今回は東金商店街に存在した、伊勢孫本店さん以外の商店軌道です。 他の2軒はスタンダードの商店軌道でした。いずれも通りに面した商店から、お店の裏側にある倉庫に商品などを運ぶための軌道で、手押しトロッコが1両ありました。 1.内野屋砂糖店 手押し軌…

第435話 1984年東金商店街:いにしえの商店軌道(その2)

伊勢孫本店さんの軌道に機関車が存在した理由は、この勾配です。 軌道はお店の裏からさらに裏山へ延びており、そこに急勾配が存在しました。この勾配の上には麹製造に使用される麹室と言われる防空壕のような貯蔵庫があり、そこに麹の材料を運び上げるのに、…

第434話 1984年東金商店街:いにしえの商店軌道

ご年配のローカル線ファンなら、東金と言えば「九十九里鉄道」ではないでしょうか。 私はその実物を見るこが出来ず、東金も無縁の地でしたが、1984年に東金で衝撃的な出会いがありました。 その頃、レールマガジン誌に連載されていた「THEトロッコ」は、…

第433話 1987年京福(嵐山):奇妙な低床電車

1987年の夏、大阪へ出張した際の休日に嵐電の旧型車を見に行きました。 異常なほど暑い日だったので、沿線撮影はほどほどに手を抜いて、お目当ての旧型車を駅のホームで待ち構えましたが、なかなか現れません。 1.モボ112 (有栖川~帷子ノ辻:1987年8月)…

第432話 1987年筑波:終焉の時(その4)

この日の最後は、真鍋に寄りました。 真鍋ではいつものように、給油入庫の列車交換のための連結作業が行われていました。 1.キハ504+キハ503 (真鍋:1987年3月) キハ500形2連が運転停車し、これから給油を完了した回送車を連結します。特徴ある筑波鉄道…