ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第337話 1993年高松琴平:凸凹3連を求めて

1993年はGWに琴電を訪れたものの、あいにくの雨でまともな撮影もできませんでした。その時の様子は、第241話~第243話で報告しましたが、その後、同じ年の1993年11月に琴電を訪問するチャンスが到来しました。 この年の夏頃から仕事で広島に出張する機会が増…

第336話 1990年秩父:なぜか気合が入らず!!(その2)

秩父鉄道は、写真がほとんどありません。 結局、秩父鉄道のまともな撮影を行わないまま、旧型車は引退してしまいましたが、1990年に観光目的?で秩父に出向いた際に、三峰口の構内に保存された車両に遭遇しました。これもとりあえず撮影していましたので、今…

第335話 1983,86年秩父:なぜか気合が入らず!!

今回は、なぜか撮影に気合の入らなかった秩父鉄道です。 秩父鉄道は路線長が70kmにも及ぶ長大路線であり、準大手のような存在だったことと、車両もそれほど面白くなかったのが気合の入らなかった理由と思います。 もともと私は電車にはあまり興味がなく、気…

第334話 1988年南部縦貫:七戸の五右衛門風呂(その4)

この日は、午前中の列車を森田牧場~営農大学間で撮影しました。 結局、快晴ではありませんでしたが、陽の向きを気にせず落ち着いて撮影が出来ました。 1.キハ102 (森田牧場:1988年5月) 森田牧場前を出発した野辺地行の2番列車です。この辺りで朝から集…

第333話 1988年南部縦貫:七戸の五右衛門風呂(その3)

南部縦貫鉄道の始発が間もなく発車します。これを撮影するため、構内の外れまで先回りしました。後方の山並みは霞んでいますが、朝もやは徐々に晴れて春らしい天気となり、この日もはりきって走行撮影の開始です。 1.キハ102 (森田牧場前~七戸:1988年5…

第332話 1988年南部縦貫:七戸の五右衛門風呂(その2)

南部縦貫鉄道の七戸駅では、朝っぱらから車庫内の留置車両を撮影し、レースバスの出庫を待ちました。 1.DB11 (七戸:1988年5月) 大きなスノープローを付けたモーターカーが居ました。富士重工製の除雪車ですが、一応車籍もあり、冬季は営業時間帯に堂々…

第331話 1988年南部縦貫:七戸の五右衛門風呂

今回は、1988年GWの東北地方ローカル私鉄早回りで立ち寄った南部縦貫鉄道です。 この日は午前中に栗原電鉄を訪問した後、東北本線を延々と北上して夕刻に野辺地に到着しました。宿を取っておらず、野辺地に泊まるつもりでしたが、公衆電話の電話帳(まだ携…

第330話 1990年北陸(石川):ブサイク達の最後の活躍(その7)

2日目の撮影は、最高の天気でしたが、車両も変わらず沿線風景も平凡なので飽きてきました。午前中に撮影を終えて、その後は福井にへ移動です。 1.モハ3761 (日御子~小柳:1990年5月) モハ3761は、モハ5100形として1951年に製造されて以来、形式こそ変わ…

第329話 1990年北陸(石川):ブサイク達の最後の活躍(その6)

続いて、日が替わり早朝から石川線の撮影です。 天気予報通り、朝から快晴となり、気合も入ります。 1.モハ3732 (鶴来~日御子:1990年5月) 最初にやって来たのは、モハ3732です。昨日から良く働いています。モハ3732は昨日もさんざん撮りましたが、かと…

第328話 1990年北陸(石川):ブサイク達の最後の活躍(その5)

金沢の5月はちょうど新緑の時期でした。 真横から陽を受けて、山の新緑に紅白の電車が一段と映えます。陽はかなり傾いてきましたが、遮るものはなく、日没直前まで撮影できました。 1.モハ3761 (日御子~鶴来:1990年5月) こういう写真が撮れると、雨の…

第327話 1990年北陸(石川):ブサイク達の最後の活躍(その4)

この日は夕方になって、急激に天気が回復しました。 日中の土砂降りが嘘のようです。 1.モハ3732 (日御子~鶴来:1990年5月) とりあえずは鶴来周辺で撮影です。 石川線の沿線はこの頃ちょうど田植えが終わった時期で、田圃には水が張られて天気が良いと…

第326話 1990年北陸(石川):ブサイク達の最後の活躍(その3)

ブサイクなんて人に言ったら、このご時世では怒られてしまいそうですが、北陸鉄道の場合は、ブサイクさのなかに確立された一種の美学を感じました。これは同年代の日立電鉄にも言えましたが、飾り気のない究極の素のデザインであり、ただちょっとだけバラン…

第325話 1990年北陸(石川):ブサイク達の最後の活躍(その2)

鶴来に着いた途端に土砂降りとなりましたが、しばらくすると雨も上がり撮影再開です。 この日、鶴来車庫には元名鉄車が集結していました。 1.モハ3741+モハ3743 (鶴来:1990年5月) モハ3740形は元知多鉄道デハ910形を前身とする17m級のクロスシート車で…

第324話 1990年北陸(石川):ブサイク達の最後の活躍

1990年の秋も北陸地方ローカル線早回りを行いましたが、北陸鉄道石川線をパスするわけにはいきませんでした。 なぜなら、石川線も大手私鉄のカルダン車導入に踏み切ることになり、間もなく在籍車両の一斉交換があるからです。とうとうブサイク車両達も見納め…

第323話 1990年名鉄(揖斐・谷汲):恒例の谷汲参り(その3)

谷汲線の正月輸送は地味ではありましたが、モ510形や愛電・名岐コンビの入線が見られ、私にとっては毎年恒例の撮影行事となっていました。 1.モ703+ク2326 (長瀬~結城:1990年1月) しかし、これらの60年以上も前に造られた車両が日常的に使われているこ…

第322話 1990年名鉄(揖斐・谷汲):恒例の谷汲参り(その2)

この日は早朝から揖斐線の下方駅付近で撮影を行い、そのあとは谷汲線に向かいました。 谷汲線では同好者が撮影をしており、モ510形の人気の高さを感じました。 1.モ512+モ513 (北野畑~赤石:1990年1月) 谷汲線は相変わらず新車は入線せず、大正車両の牙…

第321話 1990年名鉄(揖斐・谷汲):恒例の谷汲参り

1990年の正月は大井川鉄道の井川線で新年を迎えました。その際の状況は、第262話~第266話で報告しましたが、その後に欲張って名鉄揖斐・谷汲線の正月輸送を撮影に向かいました。 1.モ512+モ513 (下方~相羽:1990年1月) この辺りは関ケ原同様に日本海か…

第320話 1986年太平洋炭鉱:丘の上のレイアウト(その4)

太平洋の海底炭鉱を支える機材の整備拠点は、春採選炭場東側の丘の下にもありました。 今回は、その「丘の下のレイアウト」を少々ご報告します。 1.バッテリーロコの資材列車 (春採選炭場付近:1986年3月) 春採選炭場側のループ線から分岐する支線を辿る…

第319話 1986年太平洋炭鉱:丘の上のレイアウト(その3)

夕方になり、釧路鉱業所へ出向きました。 半年ぶりに黄色いトラ塗りのL型電機と再会です。 1.65号資材列車 (釧路鉱業所:1986年3月) もう夕方だったので、65号機しか撮影できませんでしたが、今回は土場から一歩出て走行撮影ができました。 夕陽に輝く黄…

第318話 1986年太平洋炭鉱:丘の上のレイアウト(その2)

半年前の初回訪問時は、鉄道趣味の無い同行者が一緒だったので、この軌道の表面的な部分しか見ることができませんでしたが、今回は私一人の単独訪問だったので、思う存分のゲテモノ三昧でした。 1.621号 (春採選炭場:1986年3月) 丘の上のレイアウトには…

第317話 1986年太平洋炭鉱:丘の上のレイアウト

1986年3月は特別な意味もなく冬の北海道へ向かいました。 三菱石炭鉱業鉄道のストーブ列車を見たかった理由はありましたが、それだけで渡道するのはもったいないと、暇な貧乏学生だった私は、例の北海道ワイド周遊券をフル活用して、道内の夜行急行をねぐら…

第316話 1987年鹿島:筑波の廃止は、どこ吹く風(その5)

青空は望めませんが、少し晴れ間が出てきました。 この日の貨物列車は霞ヶ浦沿いで撮影することにしました。 1.キハ713+キハ712 (桃浦~常陸小川:1987年3月) この日は平日だったので、下校列車が2連でやって来ました。 下校列車は元芦別のコンビでした…

第315話 1987年鹿島:筑波の廃止は、どこ吹く風(その4)

いよいよ3月となり、4月から社会人となる私にとっては、「年貢の納め時」となりました。 先に報告しましたが、この3月には、常磐線沿線のローカル私鉄早回りを行い、天気の悪いなか、鹿島鉄道にも少しだけ訪問しました。ここからは、その時の様子を報告しま…

第314話 1987年鹿島:筑波の廃止は、どこ吹く風(その3)

鹿島鉄道では、キハ430形が外板更新を行うなど、旅客輸送の改善にも精力的でしたが、反面その他の古い車両の動向が気になりました。 鹿島鉄道の車歴は、第37話、第38話、第69話を御覧下さい。 1.石岡機関区全景 (石岡:1987年1月) 石岡機関区に集う気動…

第313話 1987年鹿島:筑波の廃止は、どこ吹く風(その2)

この頃鹿島鉄道にとって一番のお客様は沿線住民ではなく、自衛隊百里基地でした。 お隣の筑波鉄道がまもなく店じまいとなる時期、鹿島鉄道は百里基地のジェット燃料輸送のおかげで、筑波の廃止など "どこ吹く風” でした。 1.石岡機関区事務所 (石岡:1987…

第312話 1987年鹿島:筑波の廃止は、どこ吹く風

1987年1月の天気の良い日に鹿島鉄道の石岡機関区を訪問しました。 あと2カ月で暇な学生生活が終わろうかと言う時期でした。そして筑波鉄道もあと2カ月で廃止となります。私にとってこの2カ月間は特別な2カ月でした。暇があれば常磐線沿線を徘徊していました…

第311話 1987年上信:貨物があった頃(その5)

今回の上信電鉄は、日が変わって半年後の1987年11月の様子です。 この日は土曜日だったので、もしかしたら貨物が撮れるかと思い出掛けました。天気も秋晴れで絶好の撮影日和でしたが、貨物は空振りでした。 1.デハ205+クハ303 (下仁田~赤津(信):1987年1…

第310話 1987年上信:貨物があった頃(その4)

奇抜な新車の導入など話題性の高かった上信電鉄でしたが、輸送需要の低迷はここも同じでした。単行用の両運車が重宝されるようになり、旧型車の置き換えも中古車で賄う現実となりました。 1.デハ252 (下仁田~赤津(信):1987年5月) 単行のデハ252がやっ…

第309話 1987年上信:貨物があった頃(その3)

雨は全く止まず、土砂降りになってきました。 そろそろデキがやって来る時間です。新緑の季節ですが、五月雨は冷たく、雨宿りする場所もなく、ただ傘をさして待つだけでした。 1.デキ1+トキ2両 (赤津(信)~下仁田:1987年5月) 遠くでホイッスルの鳴る様…

第308話 1987年上信:貨物があった頃(その2)

雨の日の撮影ほど切ないものはありません。 しかし、貨物は平日しか走りません。せっかくの平日休暇なので、雨であろうが出向くしかありません。 1.1000系 (下仁田:1987年5月) 雨の下仁田には、毎度の1000系が昼寝をしていました。 ご立派な車両なので…