ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第396話 1986年上田交通:丸窓と川造と青ガエル(その2)

せっかくの「川造デー」でしたが、雨なのでイマイチです。 川造タイプの車両は、結構各地にいましたが、この頃にはかなり減ってしまいました。琴電、弘南、津軽そして上田。しかも電動車は上田のモハ5271だけです。 1.モハ5271 (下之郷~中塩田:1986年8…

第395話 1986年上田交通:丸窓と川造と青ガエル

1986年の8月は、甲信地方のローカル私鉄早回りを行いました。富士急行、松本電鉄を訪問し、今回は最後に訪問した上田交通別所線の話題です。 この年、上田交通別所線はもうすぐ昇圧され、貴重な旧型車両が淘汰されることから、長野電鉄には寄らずに別所線を…

第394話 1988年新潟臨海(東新潟港):その先の臨港線(その2)

国鉄の貨物合理化以降、国内の臨港線は相当整理されたと思いますが、1988年当時は新潟市内の臨港線がまだ辛うじて存続していました。 この東新潟港線の東新潟港駅の先には、昭和シェル石油の製油所、臨港海陸運送の倉庫などがありました。その他にも、かつて…

第393話 1988年新潟臨海(東新潟港):その先の臨港線

私は仕事の関係で新潟に出張する機会がよくありました。1988年当時、会社の工場が新潟市内にあり、そのすぐ脇をJRの貨物線だった東新潟港線が通っており、その先の臨港線が非常に気になっていました。 今回は、東新潟港線の話題ですが、タイトルの新潟臨海…

第392話 1988年関東(常総):いやな予感!(その4)

水海道機関区での車両撮影を終えて、こんどは水海道より北側で走行撮影を行うことにしました。 水海道から下館間はいきなり単線のローカル線となり、列車本数も半減します。 1.キハ004+キハ003 (北水海道~中妻:1988年1月) 常総線の沿線は水海道より取…

第391話 1988年関東(常総):いやな予感!(その3)

常総線への元国鉄キハ35系導入は衝撃的でした。これらの車両導入の影響がどこまで波及するかが問題でした。 恐らく、老朽化が懸念される元国鉄機械式気動車の成れの果てと、不経済なダブルエンジン車は真っ先に淘汰されるでしょう。 1.キハ802 (水海道:1…

第390話 1988年関東(常総):いやな予感!(その2)

小絹からぶらぶら撮影しながら水海道まで歩いてきました。 今回は元旦恒例の水海道機関区訪問です。が、その前に目に飛び込んできたのは、多量のタラコ色の車両でした。いやな予感!が・・・・。 1.元国鉄キハ35190、キハ612他 (水海道:1988年1月) いや…

第389話 1988年関東(常総):いやな予感!

1988年の年末年始は長期出張中の新潟から東京の実家に帰省しましたが、暇だったので元旦から関東鉄道常総線の撮影に出向きました。 ところで、関東鉄道常総線は既にくどいくらい本ブログで話題に挙げていますが、いつも車両の形式写真ばかりで、いままで走行…

第388話 1993年広島:ボロ電激変そして再会!!(その8)

紙屋町からプラプラ歩いて己斐まで来ました。 ここはかつての私のホームタウンです。3005編成もそうですが、まだ見慣れた建物も健在で、11年前にタイムスリップです。 1.3005編成 (己斐:1993年7月) かつて己斐は市内線の終点であり、宮島線の起点でもあ…

第387話 1993年広島:ボロ電激変そして再会!!(その7)

1993年当時の広電は宮島線がLRT化されて大激変してしまいましたが、それでも市内線にはかつてのボロ電時代の車両が活躍しており、懐かしさも相まって写真を撮りまくってしまいました。 1.652 (十日市~本川町:1993年7月) 広電を語る上で大変重要な、…

第386話 1993年広島:ボロ電激変そして再会!!(その6)

1993年時点、神戸市電と京都市電の中古車は健在であることを確認しましたが、大阪市電を忘れてはいけません。 1.904 (福島町~西観音町:1993年7月) 広電にはかつて、36両もの元大阪市電が在籍していました。(宮島線直通車を除く) そのうち、元大阪市…

第385話 1993年広島:ボロ電激変そして再会!!(その5)

この日は、広島に住んでいた頃を思い出し、路面電車の追っかけに夢中になってしまいました。路面電車の追っかけには自転車があると大変便利なのですが、なければ歩くしかありません。7月の広島は梅雨が明けて暑く、汗だくで電車を追い掛けました。 1.584 …

第384話 1993年広島:ボロ電激変そして再会!!(その4)

土橋から己斐にかけては、かつて私が通っていた高校が近くにあり、馴染みの場所であり、懐かしい場所でもあります。 高校卒業間近の1980年代初頭に、この沿道で当時のボロ電をよく撮影したものです。その頃の様子は第90話~第98話をご覧ください。 1.3703…

第383話 1993年広島:ボロ電激変そして再会!!(その3)

私にとって、広電に対する11年間のブランクは大きく、その間の変貌には正直ショックが伴いました。それは宮島線の高床車の消滅です。 私が広島を離れた、1982年3月時点ですでに宮島線の高床車は、元阪急の中古車である1070形、1080形とオリジナルの車体を持…

第382話 1993年広島:ボロ電激変そして再会!!(その2)

今回もボロ電激変の話題です。前回からローカル線のジャンルを外れてしまい申し訳ございませんが、もうちょっとお付き合いください。 1.801 (宇品:1993年8月) 1980年代初頭の広電は新車導入とは言え、軽快電車のニセやモドキばかりでしたが、1983年には…

第381話 1993年広島:ボロ電激変そして再会!!

1993年は仕事で広島の案件を担当することになりました。 広島は私がかつて住んでいた所ですが、広島を離れてからすでに11年が経過しており、仕事で再び広島に関わることになるとは、奇遇なのか腐れ縁だったのか? まあ、そんなことはどうでも良いことですが…

第380話 1989年小坂:みちのくの気動車を求めて(その5)

ナロー時代の保存車を見た後は、小坂駅構内の散策です。 小坂は鉱山のお膝元なので、ここもかなり広い構内でした。 1.キハ2106 (小坂:1989年5月) 乗って来たキハ2106は給油のため入庫です。 この時点、まともに稼働していた気動車は、ワンマン化された…

第379話 1989年小坂:みちのくの気動車を求めて(その4)

この日は早朝から雨の津軽鉄道を訪問しましたが、引き続いて小坂鉄道です。 五所川原を9:28の列車に乗り、弘前から特急いなほ号に乗り換え、大館に到着したのは11:08でした。 大館からは12:00発の小坂鉄道で小坂に向かいました。 1.小坂鉄道大館駅 (大…

第378話 1989年津軽:みちのくの気動車を求めて(その3)

今回は津軽鉄道の沿線撮影の話題です。 しかし、雨の日の撮影ほどせつないものはありません。学生の頃は暇だったので、天気の良い日を選んで撮影に出向きましたが、社会人になると休みがもらえるだけでも有難い話で、天気などどうこう気にしている場合ではな…

第377話 1989年津軽:みちのくの気動車を求めて(その2)

雨のなか芦野公園に出向きました。桜は咲いていましたがこの天気なので花見客は少なく、露店や見世物小屋も開店休業状態でした。 1.保存車オハ311 (芦野公園:1989年5月) 芦野公園は雨のためかなり暗く、今回は桜トンネルの撮影を諦めて芦野公園に保存さ…

第376話 1989年津軽:みちのくの気動車を求めて

1989年のGWも前年に続き、東北地方のローカル私鉄早回りを行いました。時代は平成となり、古い車両もどんどん減ってきましたが、この頃は会社の休暇を利用してよく東北方面に出向きました。 今回は、みちのくの気動車を求めて1989年GWの津軽鉄道と小坂鉄…

第375話 1989年三井三池:三川坑のナロー(その4)

三川坑の土場に続いて、三池鉱業所の構内にある三川坑の拠点を訪問しました。 1.三川坑斜坑列車 (三池鉱業所三川坑:1989年9月) ここは三川坑の斜坑列車の乗降場のようです。側線に列車が1本留置されていました。 斜坑列車はいわゆるケーブルカーです。…

第374話 1989年三井三池:三川坑のナロー(その3)

三川坑の土場を少し散策してみました。 散策と言っても、この土場は広く、はるか有明海の埋め立て地の先まで続いているようでしたが、迷子になりそうなので車庫の周辺のみです。 1.北陸重機製6tDL No.5 (三川坑土場:1989年9月) 機関車の向こう側が有…

第373話 1989年三井三池:三川坑のナロー(その2)

三池炭鉱三川坑の坑外運搬軌道の存在を知ったのは、私のバイブルである「知られざるナローたち(丸善出版)」に掲載された記事でした。 1981年だったと思いますが、その頃の坑外運搬軌道にはまだノッポ電機が活躍していました。 1.北陸重機製6tDL No.5 …

第372話 1989年三井三池:三川坑のナロー

つい最近の話題ですが、かつて九州の大牟田にあった三池鉄道の支線で、三池鉄道亡き後も生き残っていた三井化学専用線が廃止されました。これによって、三池炭鉱に関係した大牟田市の鉄道は、初代三池炭鉱専用鉄道開業から130年もの歴史に幕を閉じました。 …

第371話 1989年大井川:SLではなく電車!

つい先日、コロナウイルス感染拡大の影響で、大井川鉄道が9割減の列車運行に追い込まれたというニュースを見ました。SLが走らなければ成り立たない程、本来の地域輸送がなくなってしまったとは、悲しい現実です。 さて、第262話~第266話では、アプト化され…

第370話 1988年弘南(大鰐):花より電車!!(その5)

五月晴れの津軽平野は爽やかでした。午後はモハ側の先頭を撮影するため、松木平~津軽大沢間に移動しました。 この区間は平坦な農村地帯で、水田の他にりんご畑が点在しています。障害物は一切なく、いつ4連が来ても十分に撮影できる場所でした。 1.モハ22…

第369話 1988年弘南(大鰐):花より電車!!(その4)

大鰐線の石川付近には、小高い丘の上に公園があり、そこから大鰐線を俯瞰撮影できました。今回はその俯瞰写真をまとめてみました。 1.クハ2251+モハ1120 (津軽大沢~石川:1988年5月) 昼頃になりようやく雄大な岩木山が姿を現しました。 この写真は岩木…

第368話 1988年弘南(大鰐):花より電車!!(その3)

この日は穏やかな五月晴れとなり、おそらく弘前城あたりは花見客で大混雑になっていたかも知れませんが、私にとっては、" 花より電車 " です。 なにしろこの4連を見るため、この時期にわざわざ東京からやって来たわけです。ちなみに、まだ一度も弘前城の桜を…

第367話 1988年弘南(大鰐):花より電車!!(その2)

ようやくお目当ての4連が本格稼働です。 花見輸送がどれほどのものか、全く見当も付きませんが、4連と言えば一畑電鉄の出雲大社初詣輸送に匹敵するほどです。 1.クハ1610+モハ1121+クハ1267+モハ2253 (石川~津軽大沢:1988年5月) 2本目の4連が来ました…