ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1219話 1996年京阪(京津):初冬の京に「おけいはん」を追う(その2)

引き続き、京津三条駅前の様子です。この頃の京津三条駅は、鴨東線出町柳まで延伸され地下化されていたので、京津線の駅だけが地上に取り残されていました。かつては、京津線の線路が京阪本線とつながっており、天満橋まで直通する「びわこ」号が運転されていた時期もありましたが、もうはるか昔の話です。

 

1.89+90 (京津三条~東山三条:1996年12月)

さて、撮影の話題に戻りますが、この写真は、電車も自動車も赤信号で停車している状態です。青信号になると、この電車は左折して駅に入ってきますが、ほとんどの自動車は直進です。

 

2.89+90 (京津三条~東山三条:1996年12月)

幸い時差式の信号機なので、電車の方が先に発車するため、この様な写真が撮れましたが、交差点内に自動車が入っていることもあり、見ていてヒヤヒヤする場面があります。

 

3.89+90 (京津三条~東山三条:1996年12月)

今回は自動車に邪魔されずに、電車は無事に京津三条駅に到着できました。

 

4.89+90,611+612 (京津三条~東山三条:1996年12月)

これは、交差点内に自動車が入ってしまったケースです。自動車の後方から600形が来ていますが、電車は青信号なのでこのまま交差点に入って来ました。

 

5.611+612 (京津三条~東山三条:1996年12月)

この場所を心得た自動車は、この様に無理をせず電車に道を譲ります。これだと撮影も自動車に邪魔されることはなく問題ありませんが、勝手がわからいとトラブルが発生しそうです。そろそろ夕陽が電車のフロントガラスに反射する時間になって来ました。この日はここまでです。

 

6.96+95 (蹴上~東山三条:1996年12月)

ここからは別の日です。ここは東山三条付近です。この付近は常時交通量が多いので、どうしても自動車が被ってしまいます。

 

7.614+613 (東山三条~京津三条:1996年12月)

600形はステップがない高床車なので、この付近の電停には停車できず準急専用でしたが、京津線が地下鉄直通後は廃車にならず、現在も坂本~石山寺間で活躍しています。