ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

第1190話 1994年越後交通(長岡):これが最後の訪問

この頃、私は広島の仕事が一段落し、のんきに北陸辺りのローカル私鉄を早回りしていましたが、越後交通が廃止になるとの噂を聞いていたので、その帰り道に長岡で途中下車しました。 1.西長岡構内 (西長岡:1994年10月) 久々の越後交通です。この日は朝か…

第1189話 1995年阪堺:丘の上の憧れ(その3)

帝塚山の「丘の上」の次は「丘の下です。上町線の姫松辺りから丘を駆け降りると阪堺線に突き当たります。今度は丘の下の阪堺線ですが、丘を駆け降りてゆくと、なんだか私の現実に見合った街並みとなり、内心ホッとした記憶が蘇りました。今頃になって、ふと…

第1188話 1995年阪堺:丘の上の憧れ(その2)

丘の上の上町線の撮影が続きます。上町線は帝塚山四丁目電停から北畠電停の先までが併用軌道です。道路幅の都合、軌道敷内の自動車通行が認められていますが、この区間は比較的交通量が少なく、電車と車は仲良く共存していました。 1.モ302 (姫松:1995年…

第1187話 1995年阪堺:丘の上の憧れ

1995年頃、私は仕事の関係で堺市の泉北に住んでいました。暇な休日は関西の私鉄を乗り歩いていましたが、時々地元の阪堺沿線を彷徨していました。 1.モ161 (北畠~東天下茶屋:1995年12月) 阪堺電軌の話題は、第1094話の堺市内の彷徨以来ですが、今回は…

第1186話 1993年三井三池:店じまいが始まった頃(その2)

三池港構内の奥には、失業した機関車たちの異様な光景が展開していました。これらの機関車はもう復帰することはないと思われました。同型の機関車が何台か、すでに保存を前提?に整備されている様なので、ここの機関車はいずれ解体処分になる感じがしました…

第1185話 1993年三井三池:店じまいが始まった頃

三井三池鉄道の話題は、第942話~第944話でお伝えしましたが、その際に運用を離脱した機関車たちが保管されている場所へわざわざ案内して頂き見せてもらいました。 1.No.7+No.8+No.3+No.4 (三池港:1993年9月) ここは、三池港の一角にある保管車両の留置…

第1184話 1995年高松琴平:白昼の67(その3)

さて、朝のラッシュも終わり、2連ばかりとなりました。旧型は760+860のMT編成が残った様ですが、67はどうなのか? 正直、暑さと空腹でくたばりそうでしたが67の運用を確認するため、もうしばらく西前田で様子見です。 1.35+36 (西前田~水田:1995年8月)…

第1183話 1995年高松琴平:白昼の67(その2)

この日もかなり暑い日になりましたが、3連の撮影に没頭していたので、暑さどころではありませんでした。67が運用されていることは確認できましたが3連ではなく、2連だったのが少々残念でしたが、ちゃんと走っていたので一安心でした。 1.62+33+34 (白山~…

第1182話 1995年高松琴平:白昼の67

1995年頃の琴電は、志度線分断の影響で長尾線の運用車両に不足を生じて、普段はあまり走らない旧型車の稼働率が上がりました。旧型車と言っても、すべてが旧型車なので、もっと具体的に示すと67です。1990年代初頭の頃は、予備車的存在でほとんど走ることが…

号外2024.05.14:タンク・タンク・タンク・・・(その4)

この日、私が塩浜を訪れたのは、タンク車を見るためではありません。神奈川臨海鉄道の機関車を見るためでした。話題がかなり脱線してしまいましたが、機関車の話題に戻します。 1.操車場のタンク車群とDD (川崎貨物駅:2024年4月) この日は朝が早すぎた…

号外2024.05.12:タンク・タンク・タンク・・・(その3)

今回もタンク車の話題が続きますが、ご了承願います。 川崎貨物駅の操車場には、見ているだけでお腹がいっぱいになるほどのタンク車が留置されていました。 1.操車場の寸景 (川崎貨物駅:2024年4月) さて、この際にタンク車をよく見てみましょう。私も今…

号外2024.05.11:タンク・タンク・タンク・・・(その2)

今回は神奈川臨海鉄道の操車場である川崎貨物駅の様子をお伝えします。川崎貨物駅は、以前は塩浜操車場と呼ばれていました。もともと操車場は国鉄が保有し運営していましたが、貨物合理化の絡みなのか1984年に神奈川臨海鉄道に移管されて現在に至ります。 1…

号外2024.05.09:タンク・タンク・タンク・・・

最近は暇なのか、最新の話題である号外を頻発していますが、今回はGWの暇つぶしに、川崎の塩浜あたりを彷徨してきました。なぜ、塩浜なのか?。どうやら、先日お伝えした久々の鶴見線の訪問(号外2024.04.06~)でスイッチが入ってしまった様です。 1.DD55…

第1181話 1996年北陸(浅野川):誇り高きブサイクたち(その4)

浅野川線を内灘から歩いて戻りながら撮影を続けました。全長6.8㎞の短い路線ですが、沿線を歩いたのはこれが初めてでした。列車本数は多いのですが、この路線は意外と撮影ポイントがありません。沿線の状況を把握していなかったので、何本か撮影をパスする大…

第1180話 1996年北陸(浅野川):誇り高きブサイクたち(その3)

そして翌朝です。天気予報はみごとに的中し、日の出から雲一つない快晴です。朝っぱらから内灘の車庫にお邪魔しました。 1.モハ3011,モハ3501 (内灘:1996年8月) 車庫内には、ブサイクに混ざって奇抜な塗装の電車もいました。この奇抜な塗装は車体広告…

第1179話 1996年北陸(浅野川):誇り高きブサイクたち(その2)

北陸鉄道浅野川線の「誇り高きブサイクたち」も、あと4か月の運命です。沿線撮影の前に内灘の車庫を訪問しました。 1.モハ3563他 (内灘:1996年8月) 車庫には古老のモハ3563がスノープロー付きの冬装束となっていました。もう除雪用になってしまったのか…

第1178話 1996年北陸(浅野川):誇り高きブサイクたち

久々の金沢です。1996年頃は富山や福井には、しつこいくらい通いましたが、気が付けば金沢は1993年以来の3年ぶりです。この間、北陸鉄道はそれほど変化はありませんでしたが、浅野川線などは逆に、吊掛車ばかりの取り残された存在になっていました。しかし、…