ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1181話 1996年北陸(浅野川):誇り高きブサイクたち(その4)

浅野川線内灘から歩いて戻りながら撮影を続けました。全長6.8㎞の短い路線ですが、沿線を歩いたのはこれが初めてでした。列車本数は多いのですが、この路線は意外と撮影ポイントがありません。沿線の状況を把握していなかったので、何本か撮影をパスする大失敗でした。

 

1.クハ1001+モハ3201 (蚊爪~北間:1996年8月)

ところが、午前中はクハ側を順光で撮影できないと思っていましたが、蚊爪を過ぎると線路がカーブして進路が西方向となり、もしやクハに陽が当たるのではないかと、少し開けた場所で撮影したのがこの写真です。周りの景色の良し悪しは別にして、ちょい悪顔のクハ1001が撮れました。

 

2.クハ1211+モハ3551 (蚊爪~北間:1996年8月)

そして、同じ場所で無表情なクハ1211も撮影できました。これでこの日のノルマは達成です。午後は天気が怪しそうなので、午前中にクハが取れて一安心でした。

 

3.モハ3551+クハ1211 (三ツ屋~大河端:1996年8月)

線路は、北間の手前で進路を南に変えて、この先は再びモハ側が順光となりました。そして大河端を過ぎると浅野川沿いを走ります。この写真は浅野川の土手から撮影したものです。沿線はもともと水田地帯の様ですが、写真の様に宅地化が進んでおり、今は撮影し辛くなっていると思われます。

 

4.モハ3201+クハ1001 (三ツ屋~大河端:1996年8月)

次の三ツ屋はこの路線のちょうど中間地点なので、列車交換があります。よって、この付近は金沢行が通過すると、すぐに内灘行がやって来ます。

 

5.モハ3551+クハ1211 (三ツ屋~大河端:1996年8月)

よって、撮影場所を移動している暇がありません。とりあえず線路わきの空き地で撮影です。

 

6.モハ3201+クハ1001 (三ツ屋~大河端:1996年8月)

同じ場所でもう1枚。列車も風景も変わり映えなく、だんだん惰性の撮影になって来ました。

 

7.モハ3201+クハ1001、モハ3551+クハ1211 (三ツ屋:1996年8月)

ここは三ツ屋駅です。列車の交換風景を撮影しました。この後は天気が曇ってきたので、浅野川線を撤収して福井に向かいました。さて、浅野川線は4か月後に昇圧されますが、この後は3か月後の11月に600V車の最後の撮影に訪れました。