ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

第483話 1988年越後交通(長岡):復活の可能性を探る(その6)

今回は、上与板から槇原までの廃線跡です。 越後交通長岡線は、与板市街地を過ぎると延々と広大な田園地帯を通ります。新潟交通の灰方付近にも似た雰囲気ですが、こちらは新潟交通よりもっと人気がありませんでした。 地図7.引用:国土地理院地形図1/25000…

第482話 1988年越後交通(長岡):復活の可能性を探る(その5)

越後交通長岡線は、結構路線が長く、この日は昼頃から歩き始めたので、与板辺りで夕方になりました。与板町を過ぎると延々と田園地帯に入り込んでしまうので、この日は与板までで引き上げることにしました。 今回は、与板付近の廃線跡です。 地図6.引用:…

第481話 1988年越後交通(長岡):復活の可能性を探る(その4)

今回は、町軽井から岩方までの廃線跡です。 以前、第274話~第277話で蒲原鉄道の村松~加茂間の廃線跡探訪を報告しましたが、あの時は廃止から3年後で既にレールや架線柱は撤去された後でした。しかし、今回の越後交通長岡線は、廃止から13年も経っていたの…

第480話 1988年越後交通(長岡):復活の可能性を探る(その3)

越後交通長岡線の廃線探訪は、1975年に廃止された大河津から越後関原間が本命です。 既に第478話で写真10まで廃止後の様子を報告済ですが、この先はパスすることなく全て歩き通しました。非常に長かったですが、幸い廃線跡ははっきり残っており、歩きやす…

第479話 1988年越後交通(長岡):復活の可能性を探る(その2)

今回は1988年4月の、大河津駅付近の長岡線と越後線の交差部分の様子を報告します。 国鉄と私鉄の平面交差は珍しく、しかも、国鉄は非電化で長岡線が電化されていました。本来であれば後から開業した長岡線が越後線をオーバーパスすべきですが、長岡線開業時…

第478話 1988年越後交通(長岡):復活の可能性を探る

今回の話題は車両ネタではなく、廃線ネタです。よって、車両の写真は1枚もありませんのでご了承願います。 広義で廃線ネタもローカル線の回顧に含まれると思いますが、私はあまり廃線探訪には興味がありません。ところが、貨物専業鉄道となった越後交通長岡…

第477話 1993年高松琴平:旧型車依存症候群(その9)

この春日川も鉄橋の改修で現在はこの様な写真が撮れなくなりました。鉄道存続のために設備改修は必要なので仕方ありません。そして橋梁が新しくなったので、志度線に大型車の入線が可能となり、現在は小型車の必要性もなくなりました。 1.28+27 (潟元~春…

第476話 1993年高松琴平:旧型車依存症候群(その8)

2日目の琴電は、朝のうち房前近辺で撮影し、そのあとは春日川に移動しました。房前のあたりは本当に風光明媚で、長尾線とは対照的です。しかし、せっかく景色が良いのにまともな撮影場所がありません。 1.38+37 (原~房前:1993年12月) この写真は軌道脇…

第475話 1993年高松琴平:旧型車依存症候群(その7)

ここからは翌日の日曜日です。まだ暗い早朝から志度線に向かいました。 日曜日は朝のラッシュがないので、長尾線も3連は走らず、よって落ち着いて志度線の撮影ができました。 1.31+32 (原~房前:1993年12月) 志度線は長尾線と異なり、瀬戸内海に面した…

第474話 1993年高松琴平:旧型車依存症候群(その6)

琴平線も列車は頻繁にやって来ますが、初期のカルダン車のオンパレードでした。それでもこの日は、オール京急ではなく、三岐と名鉄と阪神が1本づつ運用に入っていたのでマシな方でした。 先程撮った列車がまたやって来たので運用していた列車は一巡しました…

第473話 1993年高松琴平:旧型車依存症候群(その5)

琴平線ではやはり1080形の稼働率がかなり高く、ここもレアな車両を撮るには、平日の朝ラッシュを狙うしかないようでした。 1.1015+1016+1062 (円座~一宮:1993年12月) ところで、この鉄橋ですが、片持ち架線柱で何の障害物もなく、4連もしっかり取れて…

第472話 1993年高松琴平:旧型車依存症候群(その4)

琴電の撮影はいつも長尾線、志度線の旧型車に全力を投入してしまうので、琴平線はほとんどお茶濁し程度でした。しかし、京急1000系の大量導入により、いよいよ琴平線から吊掛車が消えようとしていたので、ようやく重い腰を上げて琴平線に出向きました。 1.…

第471話 1993年高松琴平:旧型車依存症候群(その3)

この日は、晴れたり曇ったりの空模様になりました。 結局この後も、ラッシュが終わるまで、西前田~水田間で撮影を続けました。この場所は終日撮影が可能なので、毎回何も考えずに出向いていましたが、徐々に周りは宅地化が進んでおり、線路の向こう側では高…

第470話 1993年高松琴平:旧型車依存症候群(その2)

1ヵ月程前の1993年11月にもラッシュ時の長尾線で撮影をしましたが、今回は運用が少し変わった様です。 それは、早朝から3連が走っていましたが、土曜日のためか3連は長続きせず、いつの間にか2連ばかりとなりました。 1.72+81 (高田~西前田:1993年12月)…

第469話 1993年高松琴平:旧型車依存症候群

1993年は仕事の関係で広島に滞在する機会が多く、休日は広島を起点にローカル線行脚を繰り返していました。特に琴電に出向く回数が増え、飽きもせず雑多な旧型電車を追い掛けて、同じ様な写真を撮っていました。 今回は、1993年12月の様子ですが、この日もス…

第468話 1991年近江:最強の車歴の呪縛(その2)

近江鉄道の電気機関車は奇跡的に原型を留めており、骨董品ばかりでしたが、車歴は大変素直でした。全ての車両がこんな調子なら問題はありませんが・・・ さて、ここから旅客車両です。 1.LE14 (彦根:1991年9月) この頃、電化されている近江鉄道に気動車…

第467話 1991年近江:最強の車歴の呪縛

鉄道車両の寿命は30年~50年くらいが一般的でしょうか。もちろん使われ方によっては10年にも満たない場合も、逆に70年、80年さらにそれ以上の場合もあります。そして、人間の場合は本人が亡くなれば、本人を名乗り、本人に成りきって生き続けることはできま…

第466話 1988年鹿島:懲りない気動車三昧(その5)

そろそろ梅雨入りの時期でしたが、この日は夕方になっても晴天が続き、思い切って霞ヶ浦の夕景を撮影することにしました。日中は霞んでいた筑波山も、夕陽に照らされてシルエットが現れました。 1.キハ600形 (玉造町~浜:1988年6月) 列車はキハ600形で…