ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧

第1309話 1994年島原:南線復旧はまだ手つかず(その4)

5月の島原の陽射しは強く、光線状態を見計らいながら有家へ移動しました。しかし、まだ陽射しは強く、暑さで疲労困憊でした。でも、こんなところでバテていてはいけません。まだGW二日目です。この先GW後半は、はるか北陸へ向かい、鬼の早回りツアーが待って…

第1308話 1994年島原:南線復旧はまだ手つかず(その3)

朝一で布津新田に出向き、普賢岳と気動車の写真を撮った後は、この年の2月に中途半端な撮影に終わった、風光明媚な白浜海水浴場付近へリベンジに臨みました。布津新田近くのバス停から勝手知ったる禁断の路線バスに乗り、あの場所に向かいました。 1.キハ2…

第1307話 1994年島原:南線復旧はまだ手つかず(その2)

2日目の島鉄南線は、毎度の雲仙普賢岳を望む布津新田の田園地帯に朝から出向きました。天気は良いのですが、この日の普賢岳は少し霞んでいました。 1.キハ2014 (布津新田~深江:1994年5月) 最初にやって来たキハ2014は、空気を運んでいました。まあ、GW…

第1306話 1994年島原:南線復旧はまだ手つかず

今回の話題は、1994年GWの島原鉄道の第1208話の続きで、撮影二日目です。この日も南線の気動車を追い掛けました。 この頃の島原鉄道は普賢岳の噴火災害によって南線が分断されており、島原外港~深江間が代行バスによる代替輸送が行われていました。被害の大…

第1305話 1998年海外編(アントワープ):PCCが似合う街!(その3)

アントワープのトラムは一方向にしか走れません。よって、終点にはループ線があり、そのスペースがない場合は、道なりにぐるっと街を回ります。これは古くは馬車軌道時代からの名残かと思いますが、途中で折り返す電車はバックできないので、ループのある場…

第1304話 1998年海外編(アントワープ):PCCが似合う街!(その2)

アントワープの滞在は2泊3日でしたが、ここもブリュッセルの延長上で天気がスッキリしませんでした。現地に到着し、交通インフラ視察の建前、同行の方々とトラムに乗車し、プレメトロを見て回りましたが、2時間もあれば十分で、例によって各自視察と言う名目…

第1303話 1998年海外編(アントワープ):PCCが似合う街!

今回の話題も海外視察の一連で訪れたベルギーですが、ブリュッセルではなくアントワープです。アントワープはベルギー第二の規模の都市で、もちろんトラムも走っています。ブリュッセルからはインターシティーで40分程の場所ですが、こちらはオランダ語圏で…

号外2025.01.18:赤いキツネと緑のタンク(その3)

浜安善のヤードに到着した米タンは、そのまま油槽所には直行せず、機関車を付け替えて推進運転で油槽所に押し込まれます。これは、油槽所内に機回し線がないためです。 1.タキ12両 (浜安善:2024年11月) 浜安善のヤードに到着した米タンです。すでに先頭…

号外2025.01.16:赤いキツネと緑のタンク(その2)

安善でタンク車の入換をするDD200-901を確認して、いざ安善橋へ出陣です。三度目の浜安善は期待が持てました。天気も快晴で気合が入ります。 1.DD200-901+タキ12両 (浜安善~安善:2024年11月) そして、待つこと暫し。赤いキツネが緑のタヌキではなく緑…

号外2025.01.14:赤いキツネと緑のタンク

二度あることは三度あると言いますが、そんな迷信に翻弄されたのが、浜安善の米タンでした。それは昨年の夏のことでした。 私は還暦を過ぎて時間に余裕ができたので、昨年は32年ぶりに鶴見臨港をブラブラしました。その際に、気になっていた浜安善の現在を見…

第1302話 1996年関東(常総):葬れないモノ在りけり

1994年に完全新製車であるキハ2100形を導入した関東鉄道常総線ですが、その後も順調に新車が投入されていました。・・・と、言う事は、在来車が淘汰されて行くわけですが、すでに雑多な旧機械式気動車や関鉄オリジナルの車両は消え去っており、次なる淘汰の…

第1301話 番外編:ガチで阪急❜87(その2)

夙川で阪急電車を撮影して京都へ向かう途中、どうせなら京都線の電車も撮ろうと思い、東海道新幹線との並走区間である水無瀬で途中下車しました。なぜ水無瀬かと言うと、正直、横着してホームから撮影するためでした。 1.6350編成8連 (水無瀬:1987年6月…

第1300話 番外編:ガチで阪急❜87

いったい、このブログはいつまで続くのか?。 こんなに続けるつもりはありませんでしたが、今回1300話の節目となりました。とりあえず今回も通過点ですが、恒例となった100回節目の番外編なので、ローカル線ポリシーを脱して「ガチで阪急」です。 さて、大手…

第1299話 1996年南海(高野):春はアオ虫の季節(その4)

紀伊清水周辺には果物畑が点在し、この時期は桃の花が満開となり、まさに春爛漫でした。この桃の花を入れて21000系を撮影しようと歩き回りましたが、夕方になり陽の向きが十分に西に回った頃、ようやく撮影のチャンスが到来しました。 1.21000系4連(新塗…

第1298話 1996年南海(高野):春はアオ虫の季節(その3)

南海高野線の紀ノ川橋梁はなかなか趣のある鉄橋です。高野線が大正13年に学文路まで開通したときに完成したとのことです。全長217m、石積みの橋脚で上路ガーダーですが、スパンの長い橋本寄りの桁部分はワーレントラス構造を併用しています。この鉄橋を渡る…

第1297話 1996年南海(高野):春はアオ虫の季節(その2)

この日は朝から紀伊清水で21000系のアオ虫を張り込んでいましたが、天気が良かったので午後も場所を変えながら撮影を続けました。 1.21000系4連(旧塗装) (紀伊清水~橋本:1996年4月) 午後になり多少トップライトぎみですが、陽の向きが変わったので、…

第1296話 1996年南海(高野):春はアオ虫の季節

大阪に転勤となり、偶然出会った南海電車のズームカーを追いかけて、まもなく1年になる頃、カメラをぶら下げて朝から紀伊清水に向かいました。紀伊清水周辺は、もうすっかり春になっていました。そして、春はアオ虫の季節です。 1.21000系4連(旧塗装) (…

号外2025.01.01:令和7年

明けましておめでとうございます。 もう令和7年です。私だけなのか、恐ろしいスピードで月日が流れている様に思いますが・・・。 さて、昨年はローカル線ネタが薄くなってきたせいか、お茶濁しの号外を乱発しましたが、気がつけば当ブログへのアクセス数が1…