ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

2025-09-01から1ヶ月間の記事一覧

近況編2-5 2025年三岐(本線):道楽復活の日(その5)

この日の最後は、33年ぶりの保々の車庫で撮影です。この車庫は比較的オープンで、沿道からでも十分に撮影が可能です。よって、車庫には入らず、沿道と踏切から撮影させて頂きました。もう夕方でしたが、幸い天気は回復の方向で、明るくなってきました。 1.…

近況編2-4 2025年三岐(本線):道楽復活の日(その4)

私にとってこの日は、道楽復活の記念すべき日でした。新たな門出は三岐の貨物でスタートのはずでしたが、なんだかんだ元西武電車の撮影会になってしまいました。まあ、タイミングが良かったのか悪かったのか、三岐本線の電車総取替えの始まりと被ってしまっ…

近況編2-3 2025年三岐(本線):道楽復活の日(その3)

三岐鉄道の貨物列車は活発に運行されていました。ところで旅客列車の方ですが、こちらも結構活発です。この時はすべての電車が元西武鉄道の中古車で、すべて冷房付きのカルダン車でした。電車は面白くありませんが、懐かしい直流モーター音に癒されました。 …

近況編2-2 2025年三岐(本線):道楽復活の日(その2)

今回の三岐訪問は2日間の計画でした。初日は丹生川にある貨物鉄道博物館を見学し、それから三岐本線の撮影。二日目は午前中に北勢線を撮影して、午後から再び三岐本線の撮影です。初日は天気が悪くてちょっと気合が入りませんでしたが、まあ、二日目は晴れの…

近況編2-1 2025年三岐(本線):道楽復活の日

2000年頃を境に、私は道楽であった鉄道模型の製作や撮り鉄から遠のいてしまいました。その理由は追い続けていた古い車両が激減し、趣味に行き詰まってしまったからですが、仕事が忙しくなったことや結婚したことで自由な時間がなくなったことも要因でした。…

号外2025.09.21:鶴見臨港99周年(その14)

扇町までやって来ました。鶴見臨港の探訪は気が付けば川崎臨港の探訪になりましたが、扇町は鶴見線の東端の終点であり、今回の探訪もここまでです。しかしながら、今回の探訪も、相変わらず大企業の工場が軒を連ねる敷居の高いエリアであり、鶴見線沿線を歩…

号外2025.09.20:鶴見臨港99周年(その13)

鶴見線の昭和駅のお隣には、かつて昭和電工だったレゾナックの川崎事業所が存在します。次の扇町駅まで続くかなり大きな工場です。ちなみにこの周辺(扇町)は横浜市鶴見区ではなく川崎市です。いつの間にか、鶴見臨港ではなく川崎臨港の探訪になっていまし…

号外2025.09.18:鶴見臨港99周年(その12)

浜川崎周辺の南渡田町、浅野町は鶴見臨港において最初に大手企業が進出したエリアです。特にJFEスチールの前身である日本鋼管は、この地に大規模な工場を開設したので、製品や原料、燃料を搬出入する引込線が網の目のように敷かれていました。しかし、現在は…

号外2025.09.16:鶴見臨港99周年(その11)

今回は浜川崎から扇町方面に進みます。しかし、この先も鶴見線は大企業の敷地の間を通るため鶴見線沿いに歩けません。そして、大きな敷地なので、迂回路はかなり大回りとなります。 地図1.浜川崎~扇町周辺図 (引用:国土地理院1/25000地形図 GSI Maps) …

号外2025.09.14:鶴見臨港99周年(その10)

今回も浜川崎駅の続きです。もともと鶴見線の前身である鶴見臨港鉄道は、1926年3月に浜川崎~弁天橋・大川間で開業した貨物鉄道でした。その後、石油(浜安善)支線、浜川崎~扇町間が開業しますが、旅客営業は鶴見まで延伸された1930年10月に電化と同時に開…

号外2025.09.13:鶴見臨港99周年(その9)

現在の大川支線は、その存在に疑問を感じるほどの大都会のローカル線になってしまいましたが、この路線は鶴見臨港鉄道が貨物鉄道として開業した時に、最初に開通した路線の一つです。おおいに期待された由緒ある路線です。 1.E131系1000番台3連 (大川~武…

号外2025.09.11:鶴見臨港99周年(その8)

今回は武蔵白石駅から大川支線の方に向かいます。ご存知の通り、この武蔵白石駅は、大川支線の分岐駅です。かつて大川支線の起点駅でしたが、現在の大川支線の電車は武蔵白石には止まらず、大川支線の起点は安善駅です。そうなってしまった理由は、大川支線…

号外2025.09.09:鶴見臨港99周年(その7)

今回は安善から武蔵白石へ向かいますが、この区間も沿道がないので鶴見線の列車から沿線確認です。しかし、この区間には過去から引込線がありません。よって、安善のヤードと貨物線及び大川支線への連絡線の現状を確認します。 地図1 安善~武蔵白石周辺図…

号外2025.09.07:鶴見臨港99周年(その6)

さて、安善と言えば米タンです。すでに旧浜安善支線探訪は号外2024.06.04~で、米タンの実態については号外2025.01.14~でお伝えしていますが、今回は少々補足させて頂きます。 1.E131系1000番台3連 (安善:2024年6月) 安善駅には貨物のヤードが併設され…

号外2025.09.06:鶴見臨港99周年(その5)

鶴見線と沿線の引込線探訪をお伝えしていますが、まだ探訪と言えるほど踏み込めていません。やはり立入れる場所が限られることが理由です。意外にも電車の車窓から見える沿線風景がもっとも実態を物語っている様です。 地図1.浅野~武蔵白石周辺図 (引用…

号外2025.09.04:鶴見臨港99周年(その4)

今回は新芝浦~海芝浦間の様子です。この区間は電車の車窓から禁断の東芝構内の引込線がちょっとだけ拝めます。とても興味をそそる車窓です。 1.東芝構内海芝浦支線 (新芝浦:2024年6月) 写真1は新芝浦駅のホームから海芝浦方面を撮影したものです。こ…

号外2025.09.02:鶴見臨港99周年(その3)

今回は浅野駅から海芝浦方面の探訪です。海芝浦線は末端の新芝浦~海芝浦間が東芝の工場内を通っています。この区間には東芝の構内に敷設されている引込線が存在しますが、立入ることが出来ず、ここも列車の車窓から覗くしかありません。しかし、ラッシュ時…