アントワープの滞在は2泊3日でしたが、ここもブリュッセルの延長上で天気がスッキリしませんでした。現地に到着し、交通インフラ視察の建前、同行の方々とトラムに乗車し、プレメトロを見て回りましたが、2時間もあれば十分で、例によって各自視察と言う名目の自由行動となりました。
1.7126 (Rooseveit-plaats~Centraal Station:1998年7月)
毎度のことですが、見知らぬ土地で野放しとなりましたが、この街は見どころ満載です。さすが芸術の街、皆さん早速市内観光へ・・・。私もここまで来て、あの「フランダースの犬」で主人公のネロ少年が、亡くなる間際に観ることが叶ったルーベンスの絵画を、ぜひとも観たいと決めていたのですが・・・。
2.1998年当時のトラム路線図(撮影場所抜粋)
・・・で、まずはアントワープ中央駅の案内所へ直行し、トラムの路線図を入手。アントワープ辺りまでくると、いよいよ自分がヨーロッパのどこにいるのか分からなくなりましたが、とりあえずトラムの路線図があれば安心です。そして、アントワープ中央駅前から街歩きのスタートです。
上図は、その時に入手した路線図です。赤ラインがトラム、青ラインがバスです。普通の道路地図に路線が書き込まれており、とても細かいので非常に見にくく、これよりもトラムの系統図が欲しかったのですが、実際に街歩きを始めると、これが結構便利でした。
3.1998年当時のトラム路線図拡大版(撮影場所抜粋)
さて、この日は街歩きをしながらトラムを撮影しましたが、アントワープ中央駅前には、多くのトラムが集まってくるので、まずはここで撮影です。ご参考までに、上図に撮影場所内の電停名(オランダ語)を記載しました。
4.7153他 (Jezus-straats~Rooseveit-plaats:1998年7月)
写真の7153は10番系統の電車です。この10番系統は、路地のような裏道を走る路線ですが、別途まとめてお伝えします。ところでこの電車、立派な密連が付いていますが、これは2連のプレメトロ用の車両です。トラムにも共通で使用されていました。
5.7001他 (Rooseveit-plaats:1998年7月)
この通りは、4系統(10,11,12,24番)の電車が走るので、電停は数珠つなぎ状態です。
ここで7000形について少々補足しますが、アントワープのトラムはシャトル運転ではなく、終端がループになっているので、常に一方向にしか走りません。よって、7000形全車が片運転台で乗降扉も片側にしかありません。これはヨーロッパではよく見る形態です。この写真は運転席のないトラムのお尻です。
6.7048 (Rooseveit-plaats~Teniers:1998年7月)
ここは、24番系統が合流する場所です。系統番号ですが、トラムの系統が24路線あるのでなく、系統番号はバスと通しになっていました。
7.7153、7038 (Centraal Station:1998年7月)
ここは中央駅前の電停です。この電停を通るトラムは4系統ありますが、他の系統(2,3,15番)はプレメトロ化されており、この近くの地下を走っています。