浜安善のヤードに到着した米タンは、そのまま油槽所には直行せず、機関車を付け替えて推進運転で油槽所に押し込まれます。これは、油槽所内に機回し線がないためです。
1.タキ12両 (浜安善:2024年11月)
浜安善のヤードに到着した米タンです。すでに先頭の機関車が切り離された状態です。
2.DD200-901 (浜安善:2024年11月)
機関車は、タンク車から切り離されて、そのまま車止め方向に直進して機回し線にスイッチバックします。この写真は機関車が推進運転のため機回し線を米タンの後方へ向かう様子です。
3.DD200-901他 (浜安善:2024年11月)
ヤードで機回し中の一コマです。こんな光景が現在も週に1~2回程度見ることができますが、悩ましいのは平日であることと、空振りも十分ありえると言うことです。写真に写るバス停は、市バスの終点である安善町の降車用バス停です。
4.米タンの油槽所入線 (浜安善:2024年11月)
機関車が米タンの安善寄りに連結されると、ヤードから油槽所へ敷設された引込線の道路横断箇所にロープが張られて道路の通行が遮断されます。そして、米タンは推進運転で道路を横断して油槽所に入線しますが、この時、油槽所方向(油槽所の施設)の撮影は禁止とのことなので要注意です。
5.米タンの油槽所入線 (浜安善:2024年11月)
とりあえず、この程度の撮影なら許容の範囲か?。タンク車はどんどん油槽所に入って行きます。ようやく見ることができた感無量の光景です。
6.米タンの油槽所入線 (浜安善:2024年11月)
最後尾の機関車が道路を横断します。11月下旬なので建物の影がギリギリまで迫っていますが、夏場ならこの時間は順光で十分に陽が射していると思います。米タンは道路を横断して油槽所内に入ると遮断されていた道路の通行が再開されます。これで一通りの流れを見ることができました。
30年以上も前から気になっていた浜安善の米タンでしたが、あっけなく終わってしまいました。しかし、機関車は赤いキツネになったものの、恐らく創業時から変わっていないタンク輸送には、何か癒されました。できれば、春になったらもう一度見に行きたいと思います。
おわり