ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第469話 1993年高松琴平:旧型車依存症候群

1993年は仕事の関係で広島に滞在する機会が多く、休日は広島を起点にローカル線行脚を繰り返していました。特に琴電に出向く回数が増え、飽きもせず雑多な旧型電車を追い掛けて、同じ様な写真を撮っていました。

 今回は、1993年12月の様子ですが、この日もスーツ姿で撮影です。

 

1.750+870+510 (高田~西前田:1993年12月)

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さすがに12月ともなれば日の出も遅く、朝は冷えます。まだ十分に陽は差していませんので少々露出が厳しい写真ですが、最初に登場した3連は屋根に霜が降りていました。この3連は、長尾駅に駐泊していた様です。

 

2.62+760+860 (高田~西前田:1993年12月)

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 やはり当時の琴電の魅力はこの凸凹3連でした。土曜日の朝も3連が走るので、金曜日の晩、就業後に高松に移動して、朝から撮影するパターンでした。瀬戸大橋線が出来て広島から高松はずいぶん近くなりました。

 

3.860+760+62 (西前田~高田:1993年12月)

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前回の訪問はこの年の11月でした。わずかに1ヵ月後の訪問となりましたが、前回訪問時に撮影できた72+81+67の3連(第340話)が忘れられなくて、また来てしまいました。依存症というヤツでしょうか?

 

4.65+850 (高田~西前田:1993年12月)

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 65が850を連れてやって来ました。朝は稼働率の低いクハも走ります。しかし、毎度のことですが、朝は陽の向きの都合で、瓦町寄りのクハは逆光となるので、クハの前面写真がほとんどありません。

 

5.23+33+34 (高田~西前田:1993年12月)

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 続いて元近鉄と元京急の3連です。元近鉄の23は平凡な真四角な車体ですが、元は優雅な卵型流線形でした。

 

6.23+33+34 (高田~西前田:1993年12月)

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 この編成を見ると、元京急の30形の窓の大きさが目立ちます。30形も十分にモダンな車両でした。

 

7.345+65+850 (高田~西前田:1993年12月)

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 先程、2連だった65+850は、塗装が新しい345を連結して3連で戻って来ました。ラッシュ時の増結車も長尾駅に駐泊していました。さあ、この後も列車はどんどんやって来ます。