この日は、晴れたり曇ったりの空模様になりました。
結局この後も、ラッシュが終わるまで、西前田~水田間で撮影を続けました。この場所は終日撮影が可能なので、毎回何も考えずに出向いていましたが、徐々に周りは宅地化が進んでおり、線路の向こう側では高松自動車道の工事も始まったようで、いつまでも同じような写真が撮れる保証はありません。まあ、風景が変わる頃には、雑多な車両もなくなっていることでしょう。
1.62+760 (西前田~水田:1993年12月)
この年は琴平線に元京急の1000系が大量導入されたあおりで、元名鉄や元三岐の吊掛車が淘汰されました。しかし、長尾線、志度線は大型車が入線できないため、態勢に影響はありませんでした。なかなか16mクラスの中古車が入手できないので、しばらくは現状維持と言ったところですが、古い車両の維持管理は大変な様でした。
2.65+850 (西前田~水田:1993年12月)
そして、長尾線は運用の性格上、両運車が必要でしたが、16mクラスの両運車など、この時期に中古車として入手できる可能性はほぼ皆無でした。
3.25+26 (西前田~水田:1993年12月)
そう言えば、つい最近横浜の京急本社ビルに、この30形と同形である京急230形が綺麗に復元整備されて保存展示されました。埼玉で朽ち果てそうになっていた保存車を本家が救ったわけですが、やはり車両の保存は大手だからこそ叶うのかも知れません。
4.29+30 (西前田~水田:1993年12月)
琴電は、30形を14両保有しましたが1両も保存されませんでした。それまで自社オリジナル車両の保存は全くなかったので、他車の中古車など保存されるわけもありませんが、その後創業時の自社発注車を動態保存したことは有名です。しかし、これも老朽化には勝てず、つい先日ラストランとなり、琴電は全く面白くない路線になってしまいました。
5.750+870 (西前田~水田:1993年12月)
そろそろラッシュも終わりですが、この日は 750+870が日中の運用に残ったようです。
6.62+760 (西前田~水田:1993年12月)
そして、62+760も日中運用に残ったようですが、そろそろ飽きてきたので、琴平線の状況を確認するため、このあとは琴平線沿線に出向くことにしました。