ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第473話 1993年高松琴平:旧型車依存症候群(その5)

琴平線ではやはり1080形の稼働率がかなり高く、ここもレアな車両を撮るには、平日の朝ラッシュを狙うしかないようでした。

 

1.1015+1016+1062 (円座~一宮:1993年12月)

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 ところで、この鉄橋ですが、片持ち架線柱で何の障害物もなく、4連もしっかり取れて、河原にも降りて撮影できる好撮影地です。午後から琴平寄りが順光となります。

 

2.1083+1084 (円座~一宮:1993年12月)

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私は、京急時代の1000系を一度も写真に撮ったことがありません。京急と言えば1000系と言うほど当たり前で日常と化していたからですが、わざわざ高松まで出向いて、この車両を真面目に撮影することになるとは思いませんでした。

 

3.1051+1052+1053+1054 (円座~一宮:1993年12月)

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 再び元阪神ジェットカーの4連です。4連を強調するため、河原に下りて撮影しました。長尾線とは違い、19m車の4連はやはり長いです。

 

4.1080形2連 (円座~一宮:1993年12月)

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 河原は河川改修の真っ最中でした。気が付けば革靴もスラックスも泥だらけです。出張中の合間であることをすっかり忘れていました。

 

5.1070形2連+1070形2連 (円座~一宮:1993年12月)

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 夕方になると1070形が4連になりました。これは編成美です。1070形は元京急600形ですが、京急時代は4連固定編成でした。よって、側面だけ見ていると京急時代のようにも見えなくはありません。

 

6.1015+1016+1062 (円座~一宮:1993年12月)

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 1015は元三岐の車両で唯一カルダン車に復帰した車両でした。どうしてこの車両だけがカルダン車に戻ったのか不思議です。他の仲間は吊掛車のまま廃車されましたが、この時点で、1017だけが吊掛車で残っていました。しかし、1017は朝のラッシュ時に仏生山から高松築港までの1往復しか走らない限定運用の専属となっており、この車両の走行撮影も極めて困難でした。