ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第599話 1994年高松琴平:琴平線と向き合う(その5)

この日は滝宮から榎井の間をロケハンしました。

撮影ポイントは結構ありますが、車両が面白くありません。特に日中は2連のカルダン車ばかりで、ほとんど元京急車です。やはり撮影は朝です。

 

1.1087+1088 (羽床~栗熊:1994年3月)

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 今度は羽床に戻りました。京急の1000系は現役時代の写真を1枚も撮ったことがありませんでしたが、この日はゲップが出るほど1080形を撮りました。このての車両は地方のローカル私鉄にはちょうど良い即戦力ですが、なぜか琴電以外には転出されませんでした。

 

2.1087+1088 (羽床:1994年3月)

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 ここは羽床駅です。単線の無人駅ですが、4連も停車できるホーム長です。この駅は琴平線の開業時からあるようですが、見た目は改修されたばかりの小綺麗な駅になっていました。しかし、この駅の乗降者数は200人/日程度しかなく、通過しても文句を言う人もいないような駅です。

 

3.1070形2連 (滝宮~羽床:1994年3月)

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 この日の朝は、羽床~滝宮間の滝宮側で撮影を行いましたが、今回は同じ駅間の羽床側の撮影です。滝宮側と違い羽床側は住宅も少なく田園地帯でした。列車はかなり高い築堤の上を走っています。

 

4.1070形2連 (羽床~滝宮:1994年3月)

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 線路はアップダウンを避けるため築堤となっています。速度は80km/hほど出ているでしょうか。でも実力的には100km/hでも楽勝ですが、リミッタが付いていました。

 

5.1051+1052 (羽床~滝宮:1994年3月)

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 またもやジェットカー登場です。それにしても昭和30年代の初期のカルダン車はタフです。琴電に限らず、地方私鉄が大手私鉄の高度経済成長期に導入された車両の天下りでなりわっている現実でした。

 

6.1051+1052 (羽床~滝宮:1994年3月)

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 畑のど真ん中にお宮がありました。当時の琴電沿線はまだまだのどかでしたが、あれから28年経ち、現在はどうなっているのか?

 

7.1080形2連 (羽床~滝宮:1994年3月)

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 この日は一日かけて、琴平線の西半分をロケハンしました。

琴平線長尾線志度線とは違うダイナミックさがありました。しかし、日中は車両が面白くないので、後日改めて朝のラッシュ時を狙うことにしました。