ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第596話 1994年高松琴平:琴平線と向き合う(その2)

琴平線は朝のラッシュが終わると、想定通りカルダン車ばかりと言うか、元京急ばかりの運用となりました。

まあ、仕方ありません。この日は琴平線の撮影地ロケハンと言うことで文句を言わずにカルダン車を撮影しながら琴平線の沿線をさまよいました。

 

1.1072+1071 (滝宮~羽床:1994年3月)

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 琴平線長尾線志度線とは異なり、丘陵地帯を走るのでアップダウンが多く、結構変化に富んだ路線です。滝宮あたりは高松市街へ通う人達のベッドタウン化しており、新興住宅街も見られ、この辺りまでは乗客も多い様です。

 

2.1092+1091 (畑田~陶:1994年3月)

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 今度は滝宮から陶(すえ)の方へ移動しました。

この辺りもアップダウンが多く、琴平線の大半は築堤となっているので、比較的沿線のどこからでも撮影できました。

 

3.1072+1071 (畑田~陶:1994年3月)

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 讃岐平野には小高い丸い山が点在しています。これも独特の風景ですが、太古の時代は火山だったそうで、その名残だそうです。

 

4.1072+1071 (畑田~陶:1994年3月)

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 季節的に殺風景ですが、この辺は基本的に田園地帯です。恐らく田植えが終わった5月頃から9月頃までは撮影に適した時期と思いますが、蛇に要注意です。

 

5.1074+1073 (畑田~陶:1994年3月)

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 1070形は元京急600系とは思えない顔になってしまいましたが、1991年時点2連3編成が在籍していました。琴電には古すぎる車両が、いっぱい居るのであまり目立ちませんが、1070系もこの時点で37歳であり、けっして新しい車両ではありませんでした。

 

6.1090+1089 (畑田~陶:1994年3月)

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 それにしても、先程から元京急ばかりです。他にもカルダン車はいるはずですが、どこへ行ったのか現れません。

 

7.1080形2連 (岡田~羽間:1994年3月)

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  今度は少し琴平寄りの羽間へ移動しました。しかしやって来たのはまた京急でした。ところで、この頃になると全国的に吊掛車が減ってしまい、ローカル線でも大手私鉄のカルダン車の中古車が増えていました。これから先はローカル線で余生を送る、大手私鉄のカルダン車の撮影が増えることになります。趣味的には面白くありませんが、仕方ありません。